2011年09月11日
コンテンツ番号9506
発見することに楽しさと喜びを
(2011.9.11)
第7回北秋田市発明工夫展の表彰式が9月11日(日)、中央公民館で行われ、自然エネルギーを意識した作品や創意あふれる作品が展示されました。表彰式では、入賞者に表彰状と記念品が贈呈されました。
発明工夫展は、子どもたちの観察力・創造力など科学する目を養うため、市内各小学校の児童を対象に夏休みに製作したアイデア作品、便利な作品を募集し開催しているもので、今回は今までで最高の82点の応募があり、29人が入賞しました。
表彰式では、工藤正則教育次長が「今回7回目となるこの発明工夫展は旧鷹巣町から通算すると31回目。新しい方法、アイデアは暮らしを豊かにするものであり、発見することに楽しさ、喜びを感じてほしい。発明工夫には、普段から観察すること、色々と体験してみること、体験者から話を聞くことが大事。そして、ほんの少しの発見が発明につながる。また来年も皆さんと会えることを楽しみにしている」などとあいさつ。
このあと、市長賞、教育委員長賞、議長賞、教育長賞、審査委員長賞、金賞、銀賞の入賞者一人一人に表彰状と記念品が手わたされました。
寺田審査委員長は「審査員5人が、実際に手に触れて動かしてみたり、音を確かめたりなどしながら審査しました。審査には、アイディアや工夫が見られるか、子どもらしい発想あや想いが感じられるかを重視して行いました。東日本大震災があったこともあり、地球に優しいエコを考えた作品や生活に役立つように工夫された作品が多く見られました。これからも、毎日の暮らしの中で工夫できる材料やネタを探し、『もう一工夫』『もっと便利に』をキーワードに、来年度も多くの作品が出品されることを楽しみにしています」などと講評しました。
賞種 | 氏名(学校名学年) | 作品名 |
---|---|---|
市長賞 | 石上 十大(合川南小学校6年) | 「太陽電池せん風機」 |
教育委員長賞 | 成田 智哉(鷹巣東小学校1年) | 「めいろゲーム」 |
議長賞 | 畠山 和奈(鷹巣小学校5年) | 「いねむりふくろう」 |
教育長賞 | 松尾 知笑(鷹巣東小学校4年) | 「にじ色すべり台」 |
審査委員長賞 | 吉田 夕輝(米内沢小学校1年) | 「れんぞくてっぽう」 |
特別賞受賞者の作品と講評は以下のとおりです。
「太陽電池せん風機」(市長賞)
合川南小学校6年 石上 十大さん
5年生で使った理科教材セットを捨てずに再利用し、ガーデンソーラーライトのソーラーパネルとドッキングさせ、扇風機として生まれ変わったエコとリサイクルを考えた作品です。大きな羽はクリアファイルを使い、軽さと丈夫さが考えられています。5枚の羽を2組取り付けたことで、風を強め、バランスをとる工夫がされています。作りがていねいでしっかりとした仕上がりの作品に仕上がっています。
「めいろゲーム」 (教育委員長賞)
鷹巣東小学校1年 成田 智哉さん
操作部分が大変よく作られており、バランスをとるおもしろさがあり、根気よく遊べるゲームになっています。スムーズな操作ができるように、発泡スチロールを上手に使い、軽くする工夫がなされています。トンネル・穴・デコボコがあるバラエティにとんだロングコースの迷路なので、何度も挑戦したくなります。
「いねむりふくろう」(議長賞)
鷹巣小学校5年 畠山 和奈さん
ペットボトル・電池・針金ハンガーと身近で少ない材料をうまく組み合わせ、いねむりの様子をうまく表現できています。ペットボトルの口がゆっくりと平らな部分にふれるように、針金と電池で絶妙のバランスがとられており、審査員がその動きに関心した作品です。ふくろうのねむそうな表情もよく表れています。
「にじ色すべり台」(教育長賞)
鷹巣東小学校4年 松尾 知笑さん
コツをうまくつかんでビー玉を置くことで、途中で落ちずに最後までころがり、シロフォンの音が鳴って成功したときの喜びを感じられる作品です。時々ビー玉がコースから飛び出して、何度か挑戦しないとシロフォンまでたどりつけません。ゴールを知らせる音が聞きたくて、ついまたやりたくなります。
れんぞくてっぽう(審査委員長賞)
米内沢小学校1年 吉田 夕輝さん
簡単に玉が発射でき、しかも6連発というところが審査員に好評でした。輪ゴムを上手に使い、玉を飛び出す力にうまく伝わるように工夫されています。握る部分に丈夫なラップの芯を使ってあるのもいいアイデアです。玉もアルミ箔を丸めて簡単に作れ、手軽に安全に遊べます。友だちとみんなで作って遊ぶと楽しそうですね。