2011年09月15日
コンテンツ番号9508
元気にこれからも長生きを
(2011.9.15)
平成23年度阿仁地区の敬老式が9月15日(木)、阿仁体育館で開かれ、約300人が参加し長寿を祝いました。
今年の敬老式対象者は市全体で8124人(男2915人、女5209人)、そのうち阿仁地区の対象者は1059人(男390人、女669人)でした。また、阿仁地区で白寿を迎えられた方は2人(女2人)、同じく米寿は34人(男10人、女23人)、同じく75歳を迎えられ敬老者の仲間入りをした方は61人でした。
式典では、はじめに津谷市長が「今日の敬老式で皆さんのお元気な姿を拝見することができ、大変うれしく思うとともに、皆さんのご長寿を心からお喜び申し上げます。この敬老式、今年もまた婦人会の皆様に運営全般にわたりご協力をいただき、このあとの祝宴も趣向を凝らした心のこもったおもてなしを準備されているとういことで、とても楽しみにしています。皆さんが地域の絆のもとにいつまでもご壮健に過ごされて、また来年もお元気な姿でお会いできますようご祈念します」などと祝辞。
つづいて、大阿仁小学校6年の春日幸恵(ゆきえ)さんが「私はおじいちゃんとおばあちゃんと一緒に暮らしています。おばあちゃんは毎日ご飯を作ってくれます。私が風邪をひいたときは体を冷やしてくれたり、おかゆを作ってお世話してくれます。おじいちゃんは畑仕事や洗濯など家の仕事をたくさんがんばっています。国語の勉強ではわからない漢字の意味や書き方を教えてくれます。私はおじいちゃんとおばあちゃんにたくさんお世話をされ、大事にされ毎日を過ごしています。私はおじいいちゃんとおばあちゃんが大好きです。いつまでもお元気でいてください」などと、敬老作文を朗読しました。
来賓を代表して山田博康市議会議員がお祝いの言葉を述べたあと、新敬老者を代表して松橋盛七さん(比立内)が「今日の敬老式に出席するか迷いました。しかも代表してあいさつしろということで胸が高鳴っています。約束事では阿仁合と大阿仁と交互にあいさつすることになっているようで、今回は、たまたま大阿仁地区の私に白羽の矢が立ったわけですが、迷いました。どうしようかな、欠席しようかなと。色々迷いましたが、今日は孫さんたちのお遊戯や婦人会の方々の歌っこや踊りっこなど隠し芸が出るということで、楽しみに出席させていただきました。私たちは昭和11年生まれの鼠年です。阿仁地区の61名がこのたび仲間入りすることになりました。今日の敬老式では、皆さん会うたびごとに白い歯を出しニコニコお互いの長生きを楽しそうに話しています。おそらくあの白い歯っこは、私も入れて80%の方は虫歯に食われない後で生えた歯っこではないかと思っています。特に女性群は後期高齢者とは思われない、年金を1ヶ月分ぶつけたであろう、髪をきれいにセットし、化粧の乗りも最高で、衣装もしっかり似合っています。見たときは、33歳のお祝いの集まりではないかと思ったほどです。元気に長生きすることは、ハートからだと思います。どうか1人で悩まずに仲間をつくりましょう。お互いにあの頃を思い出し、若い頃の青春を思い出し語り合いましょう。そうすれば必ずや長生きができるものではないかと思っています。そして先輩の方々には、長生きの秘伝をいろいろ教えていただきながら、これからも皆さんのご指導を賜り、そして88歳の米寿を目指して長生きしたいと思っています」などと仲間入りのあいさつ。
式典終了後は祝宴が開かれ、参加された皆さんは互いの近況などを語らい、ステージでの踊りや演目を鑑賞して楽しい一日を過ごしました。