2011年09月28日
コンテンツ番号9517
いつまでもお元気で
(2011.9.28)
本城久光さんの100歳を祝おうと9月28日(水)、入所している特別養護老人ホーム青山荘(金田寿施設長)を鈴木祐悦高齢福祉課長が訪れ、寿詞と記念品を贈り長寿を祝いました。
明治44年9月24日生まれの本城さんは、旧沢口村藤株(現北秋田市藤株)で4人兄弟の長男として出生。県立鷹巣農林学校(旧鷹巣農林高等学校)を卒業し、営林署の職員として群馬や福島など全国各地の営林署で勤務していましたが、父親が体調を崩した関係で秋田に戻り、最後は能代営林署で定年退職を迎えました。子どもは、死別した前妻との間に2男1女、昭和31年に結婚した妻とし子さん(79歳)との間に2男の、4男1女を育てました。今では孫7人、ひ孫1人に恵まれています。
本城さんは営林署を退職後、鷹巣中央小学校振興会の会長や天昌寺(脇神字神囲ノ内)の総代を務めるなど、地域貢献に尽力されました。振興会の会長を務めていた鷹巣中央小学校では、行事やお祝い事がある度に「ばんざい」をしていたので、子どもたちに「ばんざいじいさん」と呼ばれていたそうです。また、本城さんは、活字が好きで、書斎は本や雑誌、新聞の切り抜きでいっぱいだったそうです。同施設には、脳梗塞で倒れ下半身が不自由になった3年前の平成20年11月に入所。本城さんは倒れる前までは、自分の事は自分でやっていたそうです。現在施設では、車椅子で生活しています。
同施設で行われた祝品の贈呈では、鈴木課長から本城さんに寿詞と記念品の羽毛かけ布団が贈られました。鈴木課長は「100歳おめでとうございます。本城さんは退職後、鷹巣中央小学校振興会の会長や天昌寺の総代を務められ、地域のまとめ役として地域振興にご尽力されました。本城さんの顔を見ると、まだ60代70代の若々しい顔をしています。100年を生きるということは、まねしてできることではないと思います。やはり心身共に健康でなければできないものだと、私たちはつくづく感じています。これから寒い季節を迎えますが、風邪をひかないよう一日一日を大事に過ごしてください」などと祝福しました。
また、施設からは本城さんに記念品と花束が贈られ、金田施設長は「本城久光さん、100歳おめでとうございます。明治、大正、昭和、平成と4時代に渡ってがんばってこられ、100歳まで生きるということはすごいパワーを持っているんだと思います。私たちはご縁があってお世話させていただいていますが、そのパワーをいただきながら、これからもお世話をさせていただきたい。もっともっと長生きしてください」と声を掛けていました。
贈呈式とお祝いの会には、妻のとし子さんをはじめ親族7人が同席し、本城さんの長寿を祝いました。
100歳以上の北秋田市民は、今回100歳を迎えられた本城さんを含め、男性3人女性21人の合計24人です。 また、最高齢は104歳の女性の方です。(平成23年9月28日現在)