2011年08月12日
コンテンツ番号8802
岩手県大船渡市と新潟県三条市へ職員派遣
(2011.8.12)
東日本大震災で被害を受けた岩手県大船渡市と7月27日から30日にかけての雨により甚大な被害を受けた新潟県三条市に被災地支援のため派遣された職員3人が8月12日(金)、無事業務を終え、市長に活動を報告しました。
北秋田市では、能代市からの職員派遣協力要請に応え、東日本大震災で被災した岩手県大船渡市に藤島あゆ美主事(総務部総務課職員班)を派遣し、藤島主事は7月29日から8月5日まで弔慰金等支給用務にあたりました。
また、新潟県三条市では大雨により死者1名、住宅被害が全壊10棟、半壊280棟、床下浸水881棟(8月11日現在)と甚大な被害を受け、同市から水害サミットの縁で北秋田市に職員の派遣要請がありました。市では平川貴章主査(総合政策課政策班)と戸澤元継主任(農林課農業振興班)の2人を8月3日から8月7日まで同市に派遣。2人は被災住宅調査用務などにあたりました。
報告会では、はじめに津谷市長が「こちらの方でも支援を受けることがあるかもしれない。みなさんの行ってきた貴重な経験を北秋田市の災害対策などに生かしていただくようお願いします」などと労をねぎらいました。
続いて、派遣された職員3人は被災地での活動や感想をそれぞれ報告。三条市へ派遣された平川主査は「有事の際には近隣市町村も大きな被害を受けているので、遠くの市町村とも災害協定を結ぶことが参考となった。7年前にも災害があったところなので職員が迅速に作業していた」などと現地での様子を説明しました。また、戸澤主任は「他市や他の部署の寄せ集めの調査班でしたがチームに対して税務課長はじめ職員がていねいに説明し、マニュアルもしっかりしていた」などと感想を述べました。
大船渡市へ派遣された藤島主事は「弔慰金の受付申請のピークは過ぎていたので申請書の確認作業やデータ入力を主に行った。制度の関係などから申請から3カ月になるがまだ支払いがされていないため苦情や問い合わせがあった。大阪や千葉など全国各地から応援にきており、長期で仕事のできる職員を望んでいた」などと状況を説明しました。
※北秋田市では、これまでに被災地への職員派遣として、3月12日から22日まで岩手県宮古市に、4月17日から21日まで宮城県登米市に緊急消防救助隊として消防吏員延べ28人を派遣しています。保健師では、岩手県釜石市へ4月5日から4月10日まで、6月14日から6月19日までそれぞれ1人ずつ2人が派遣されています。また、一般職では、岩手県山田町に3月31日から4月30日まで2人ずつ10班編制で20人を避難所運営業務の支援のため派遣しています。 今後、岩手県大船渡市には、12月まで月1回(8日間)職員を1人ずつ派遣する予定です。