2011年08月23日
コンテンツ番号3996
英霊の顕彰と平和の継続を祈念
(2011.8.23)
第45回秋田県遺族連合会北秋田郡市戦没者遺族地方大会が8月23日(火)、市文化会館で開かれ、功労者や高齢者表彰が行われたほか、恒久平和や戦没者遺族の処遇改善の実現など決意を新たにしました。
北秋田郡市戦没者遺族地方大会は、北秋田郡市の戦没者遺族が一堂に会し英霊の顕彰と平和の継続を祈念するとともに遺族相互の親睦と福祉の向上を図ることを目的に開催されました。
大会では、はじめに高橋久雄・北秋田郡市遺族連合会長が「私たち遺族は靖国神社に代わる新たな追悼施設新設構想には断固として阻止し、これからも粘り強く推進していかなければならない。戦没者遺族に対する処遇改善については逐年改善さているとは言え未だ未解決の問題が山積されています。今後も会員が団結を強め諸問題の解決に全力を尽くしていきたい」と挨拶しました。
続いて功労者表彰が行われ、永年にわたり遺族会に功労があった綴子遺族会の山内清種さんが秋田県遺族連合会長より表彰されました。また、高齢者表彰では、88歳になられた高齢遺族を代表して沢口遺族会の中嶋修三さんに感謝状と記念品が贈られました。
この後、来賓から祝辞があり、佐竹敬久県知事代理の熊谷義美・北秋田地域振興局鷹巣阿仁福祉環境部次長が「みなさんが一堂に会し、諸問題を協議することは意義深く、その成果をご期待します。県としても皆さんの福祉向上や慰霊事業等については今後も最大限の協力を申し上げたい」などとと知事の祝辞を伝えました。
また、津谷市長は「現在も世界各地に続く地域紛争やテロは平和への道のりがいまだ困難であることを示しています。また、東日本大震災では多くの尊い命と財産が失われ、日本全体が新たな悲しみに包まれました。残された方々の心うちを案ずるとともに一日も早い復興と平穏に暮らせる社会の構築を望みます。市としては遺族会の福祉向上にできる限りの支援と安心して暮らせる街づくりの推進を図り、真の恒久平和の確立に誠心誠意努力してまいります」などと挨拶しました。
この後、議事では恒久平和と戦没者遺族の処遇改善の実現などを求める大会宣言や決議案が満場一致で採択されました。