2011年08月25日
コンテンツ番号3990
平成23年度移動行政懇話会(阿仁地区)
(2011.8.25)
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う移動行政懇話会が8月25日(木)、阿仁地区を皮切りに始まり、参加者が市長や市の担当者と防災対策や地域の要望などについて意見を交わしました。
懇話会は、市の現状や周知事項を説明するとともに、行政への意見・要望を伺う機会として各地区で平成19年度から開催しているもので、阿仁地区会場の阿仁ふるさと文化センターには、自治会や町内会長など市民約40人が参加しました。
開会にあたり津谷市長は、東日本大震災について触れ「この震災を教訓として、秋田県で2番目の広い面積を持つ北秋田市では人々が点在しており、有事の際の安否確認や情報収集、伝達方法、そして避難所等、防災計画の見直しを行い、日本一安全で安心な北秋田市を目指したいという意識を持って取り組む覚悟を新たにしています。また、原発や津波の被害から逃れて30世帯の方々が北秋田市にも避難されてきていますが、被災地の一日も早い復興に向けて、できる限りの支援をしたいと考えています。皆さんから市の行政に対するさまざまご意見やご提言をいただきながら、一緒に住みよい北秋田市づくり、阿仁地域づくりのための移動行政懇話会です。限られた時間ではありますが、皆様と意見交換を十分させていただきたい」などとあいさつ。
続いて、市の担当職員が、北秋田市の防災についての今後の取組みや災害時要援護者避難支援制度、地域支え合い体制づくり事業、浄化槽設置事業について説明しました。
このうち、市の防災については、大規模の災害の発生時に公的機関による支援、救出、援護がすぐ受けられないことが想定されるため、「自分たちのまちは自分たちで守る」という地域住民の連携に基づき、役割分担の体制づくりや災害時要援護者、避難経路などの情報を共有化することで一人でも多くの命を守ることを目的とした自主防災組織の立ち上げを推進していることなどを説明しました。
また、市が事業主体となって旧阿仁町だけで実施している浄化槽設置事業については事業内容を説明し、平成23年度の設置希望者を募集しました。
配布資料
意見交換では、質疑を含め参加者から意見、要望が出されました。主な質問・意見とその回答は次のとおりです。
防災無線について11月に供用開始されると聞くが、故障前と同じように使用できるのか。
窓口センターとの協議の時間をいただきたい。戸別に連絡網を取り、何かあったら連絡するという体制が11月にはできるよう準備、整備を進めている。管外の火災については放送しないと聞いているが要望、体制を含め相談させていただきたい。
予約診療について患者に周知徹底されていないのではないか。
予約制を知らないで朝からずっと待っている人がいると聞くので、予約制についての周知徹底を病院にも話をしています。予約制度をやっている診療科目があることを知らない方もいますので病院の方にも徹底するように話していきたい。
阿仁の特色である、スキーの必修科目がなくなった。特色あるその学校のクラブが必要ではないか。
年々スキーに対する関心が離れていっている、難しい状況にある。子どもたちの希望で行っているが、1つの学校でチームを組めな場合、近隣の学校と一緒に頑張っている。何とか続けれるよう学校とも話をしていきたい。
阿仁支所の議会室の活用を考えては。
議会の委員会や会議でセンターを積極的に活用することにしている。何らかのかたちで有効活用できないか検討しているので良いアイデアがあればお願いしたい。
阿仁河川公園に北緯40度のライン(モニュメント)があるが、施設の修復はできないか。
現状を確認しながら対応していきたい。
大阿仁出張所が避難所となっているが、10時以降は誰もいないのに避難所の役目を果たすのか。出張所の職員退庁後の対応が阿仁窓口センターの対応となったが、住民サービスの低下では。
各避難所とも有事の際は、カギの管理者が市の連絡をもとに駆けつけ開設することになっている。
大阿仁出張所は今まで泊りの体制であったが、合理的な運営として理解していただきたい。届出等は、不便をかけないようにしたい。
平成22年度の決算の旧町単位の不納欠損額、滞納額はいくらか。
平成20年度から旧町単位で集計は取っていない。収納率の向上は、対応を地道に行なってきたことと県の滞納整理機構と一緒に対応をはじめ、効果が少しずつ表れてきているのではないか。
阿仁では自然と観光ということで行なわれているが、北秋田市の観光推進協議会は作られたのか。道路(河辺阿仁線)の期成同盟会などを継続的に進めてもらいたい。
市の観光推進事業計画の中で推進協議会を作ることになっている。設立のために準備を進めているので間もなく出来上がる。地域の観光の復活と仙北・北秋田の観光ルートの設立のためにも、時間はかかるが期成同盟会の動きを活発にしながら要望活動を続けていきたい。
小水力発電に積極的に取り組んだらどうか。
昨年も事業について、県に申請した経緯もあるが件数が少なく不採択であった。今後も可能性を含め検討したい。
EMを使って生ゴミを発酵処理し、燃えるゴミの焼却処分を減らしたらどうか。EMを使ったプール清掃は。
研究させていただきたい。プールについては北秋田市では行なっている。
期日 | 時間 | 場所 |
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8月26日(金) | 18:30〜 | 森吉コミュニティセンター |
8月29日(月) | 18:30〜 | 合川農村環境改善センター |
8月30日(火) | 18:30〜 | 中央公民館 |