2019年01月04日
コンテンツ番号3001
さらなる消防知識と技術の向上を
平成31年北秋田市消防出初式が、1月4日(金)に北秋田市文化会館で行われ、消防団員約500人が参加し、今年一年の無火災と無災害を願うとともに、消防団員としての決意を新たにしました。
この日は、午前9時に市民ふれあいプラザ前を出発した団員が、式典会場の北秋田市文化会館まで分列行進しました。沿道の住民に堂々とした歩みを披露しながら地域防災を担う心意気を示し、北都銀行鷹巣支店前では津谷市長、藤田久悦消防団長、中嶋誠消防長の観閲を受けました。
式典では、はじめに津谷市長が「近年は、自然災害の大規模化、多様化が進み、数十年に一度と言われていたものの、至る場所で毎年のように発生している。災害から命を守り、被害を最小限に食い止めるには、自助、共助、公助の精神により行政機関と住民が一体となった防災力の向上が重要である。当市においては、災害時に情報を確実に伝達できる防災ラジオの無料配布を進めているが、その情報を最大限に活用し、地域防災力をさらに高めるためには、皆様のお力添えが必要である。引き続き安全安心なまちづくりを推進していくため、皆様には消防人としての高い誇りとその重要性を認識のもと、市民の生命と財産を守るための活動に引き続き一層のご尽力をお願いする」などと式辞を述べました。
また、藤田団長は「昼夜を問わず、様々な災害現場において勇敢かつ献身的に尽力されていることに対し、深く感謝とお礼を申し上げる。昨年当市は、大きな火災、災害はなかったものの、火災件数は4件増加している。出動人員を比較すると、火災時の出動人員より、大雨による出動人員が上回る現状であった。こうした現状から、われわれ消防団は、火災防御のみならず、自然災害にも立ち向かっていかなければならない。複雑で多様化する各種災害に対応できるよう、さらなる知識と技術の向上に努めるようお願いする」などと訓示しました。
つづいて、秋田県知事表彰や秋田県消防協会表彰、秋田県消防協会大館北秋田支部表彰、市長賞などの消防団員表彰状授与及び伝達が行われ、受章者を代表して第12分団分団長の鈴木壽さんが「郷土愛の理念と地域住民の生命及び財産を守るという消防団員の使命を考え、その責任の重大さを日々痛感している。消防団を取り巻く環境は厳しさを増しているが、この受章を契機とし、より一層市民の期待に応えるため日々精進し、郷土繁栄の一役を担い、消防団の発展のために尽力する」などと謝辞を述べました。
このあと、来賓の川原誠副知事、秋田県議会の近藤健一郎議員、同じく北林丈正議員、北秋田市議会の黒澤芳彦議長が祝辞を述べ、最後は団員一丸となって市民の安全安心を守ることを誓い、元北秋田市消防団長の鈴木由太郎さんの万歳三唱で式典を閉じました。