2011年07月09日
コンテンツ番号3977
森林を歩く森林を楽しむ森林を体験
（2011.7.9）
「未来へつなごうあきたの森林（もり）を」「がんばろう東北・森林（もり）の力で復興を」をテーマに2011国際森林年あきた水と緑の森林祭が７月９日（土）、県立北欧の杜公園で開催され、関連イベントや森づくり活動などに市内外から大勢の人が参加しました。
あきた水と緑の森林祭は、秋田県の豊かな「水と緑」を保全・創造し、未来へ継承していくために制定された「水と緑の条例」及び「秋田県水と緑の森づくり税」の普及啓発を図り、一層の県民運動の展開と県民参加の森づくりの推進を目的に、秋田県、北秋田市、(社)秋田県緑化推進委員会が主催するイベントです。また、今年は国際森林年にあたり、その一環として開催されました。
午前10時、全国植樹祭で素晴らしい歌声を披露していただいた、雨谷麻世さん（ソプラノ歌手）が、オープニングソングとして「ぼくにできること」を歌い開会しました。
主催者を代表して中野節副知事が、東日本大震災で被災されたみなさんにお見舞いしながら「本日は被災地から避難された方々も参加されています。森林祭が少しでも震災に立ち向かう力となれば幸いであります。今後本格化する被災地での住宅建築需要に対して林業県秋田としてできる限り協力し、復興を支援していきたい」などと述べながら「森林の整備保全活動は、県民の皆さん一人一人の参加を得ながら進めることが大切です。この森林祭をきっかけとして森林を守り育てる活動の輪がさらに広がり、森づくりに対する県民の意識が一段と高まることを期待します。みなさんのお力添えで県民共有の財産である秋田の森林がいつまでもこの豊かさを保つことができますよう念願します」などとあいさつしました。
続いて、津谷市長が「近年森林のもつ多面的な役割がますます重要視されています。北秋田市は８割以上が森林を占め、古くから森林と親しんできた地域であります。先人の努力によって築かれた豊かな森林資源を後世に残し、適切な活用と維持管理に努めるとともに緑化思想の普及・啓発を図るため、自然と共生できる環境づくり努めており、今後も市民全員による森づくりを推進したい」などと歓迎のことばを述べました。
この後、水と緑の県民運動の表彰式では、植樹活動や緑化コンクールなど水と緑の県民運動に尽力した団体や学校などに、県知事賞などが代表者のみなさんに贈られました。
県知事表彰
水と緑貢献賞
ＮＰＯ法人あきた白神の森倶楽部（藤里町）
那珂静男（秋田市）
炭やきで夕日の松原まもり隊（秋田市）
県産木材利用推進功労者
秋田杉ネットワークたかのす（北秋田市）
有限会社池田建築店（能代市）
学校関係緑化コンクール
湯沢市立秋ノ宮小学校
秋田市立飯島南小学校
三種町立湖北小学校
横手市立旭小学校
東北森林管理局長表彰
学校関係緑化コンクール
八峰町立水沢小学校
県立比内養護学校
県立比内養護学校たかのす分校
由利本荘市立上川大内小学校
由利本城市立新山小学校
県教育委員会教育長表彰
学校関係緑化コンクール
能代市立常盤中学校
県立比内養護学校かづの分校
三種町立浜口小学校
三種町立八竜中学校
八郎潟町立八郎潟小学校
県緑化推進委員会会長表彰
学校関係緑化コンクール
北秋田市立鷹巣南小学校
鹿角市立大湯小学校
八峰町立塙川小学校
由利本荘市立出羽中学校
県森林組合連合会会長表彰
学校関係緑化コンクール
北秋田市立合川東小学校
能代市立竹生小学校
潟上市立羽城中学校
大仙市立神宮寺小学校
県林業改良普及協会会長表彰
学校関係緑化コンクール
三種町立下岩川小学校
秋田市立川尻小学校
県立大曲養護学校
県花いっぱい運動の会会長表彰
学校関係緑化コンクール
鹿角市立平元小学校
能代市立鶴形小学校
県立養護学校天王みどり学園
県山村種苗協同組合理事長表彰
学校関係緑化コンクール
鹿角市立花輪第二中学校
能代市立常盤中学校
秋田市立戸島小学校
続いて、企業による水と緑の森づくり感謝状がホーマック株式会社と秋田県商工会連合会に贈られ、湯沢市伊藤謙治氏より県緑化推進委員会へ緑の募金が贈呈されました。
記念式典に最後に、湯沢市立秋ノ宮小学校６年の菊地まどかさんと橋世那さんが「森はきれいな空気、水をつくってくれます。森で生まれた水の流れはたくさんの命を育てながら川となって流れ、海に注ぎます。森と川と海はたくさんの命でつながっています。私たちのふるさとには豊かで美しい森と川と海があります。このふるさと秋田の水と緑は私たちの大切なもの。そして未来でも大切なもの。私たちは美しい森や川、海を守り育て、未来に引き継いでいくため、これからも森づくり活動を続けていきます。未来へ引き継ごう秋田の水と緑を」とメッセージを朗読しました。
式典の後、参加者約３００人が、全国植樹祭で植樹した苗木のまわりの雑草を鎌で刈る下刈り作業を体験。森づくり活動で心地よい汗を流しました。
このあと、ふれあいフェアとしてメイン会場の風の音楽堂では、雨谷麻世さんの環境チャリティコンサートや仮面ライダーオーズショーなどが行われ、来場者のみなさんから、盛んな拍手が送られていました。 また、会場内のブースでは東日本大震災の被災地復興支援として、岩手、宮城、福島の特産品販売コーナーなども設けられ賑わいました。
カメラスケッチ
津谷市長が歓迎のあいさつ
