2011年07月10日
コンテンツ番号3975
炎天下の中、丸太の彫刻に腕を競う
(2011.7.9-10)
第4回東北チェンソーアート競技大会(東北チェンソーアート競技大会実行委員会主催)が7月9日、10日の2日間の日程で県立北欧の杜公園で開催され、選手17人が秋田杉を使った作品づくりに腕を競いました。
チェンソーアートは、木を切るチェンソー(動力式ノコギリ) で丸太や氷の塊を彫刻し、動物や人物など、様々な彫刻を行います。また、迫力のある音とともに丸太が削られ、だんだん作品の形が浮かび上がっていく様子は、見ている人を楽しませてくれます。
今回で第4回目となるこの大会は、2011年国際森林年あきた水と緑の森林祭の協賛行事として県立北欧の杜公園で開催されました。
初日の午前中には、大震災被災者応援カービングとしてオープンクラス参加者が、任意で作品を作成し販売。売上金は義援金として市を通じて寄付されます。
開会式では、福森卓実行委員会会長が「震災に負けないで参加していただき感謝いたします。皆さん、たいへん暑いですががんばっていただきたい」などとあいさつ。
つづいて、津谷市長が「北秋田市の公共施設や、国道沿いにすばらしいチェンソーアートの作品が並んでいます。観光の一つの目玉として売り出せればと思います。この2日間、皆さんが思う存分腕をふるっていただき、立派な作品をつくっていただきたい」などと歓迎の言葉を述べました。
また、北秋田市チェンソーアートクラブ顧問の金田勝年衆議院議員が「皆さんの立派な技を存分に発揮していただきたい。秋田杉を題材にして魂を入れ、結果としてすばらしいチェンソーアートの作品ができますが、秋田のシンボルとしてこれからも水準の高い作品をたくさん作っていただきたい」など激励しました。
競技は、オープンクラスとビギナークラスに分かれており、オープンクラスは末口40センチメートル、高さ2メートルの秋田杉の大木を2日間にわたり6時間かけて作品を仕上げます。ビギナークラスは末口30センチメートル、高さ1.2メートルの秋田杉を3時間で作品に仕上げます。また、彫刻する丸太は、当日抽選をして丸太を選びます。
今回は東北各県からオープンクラスに15人、ビギナークラスに2人が出場。選手たちは、用意した色々な大きさのチェンソーを使い分け、自分の思い描く作品づくりに挑戦していました。
製作された作品は、一般審査と、観客者による投票などで表彰され、オークションによって来場者に販売されました。