2011年07月14日
コンテンツ番号3967
街頭パレード・集会で「明るい社会づくり」を呼びかける
(2011.7.14)
第61回「社会を明るくする運動」(北秋田市推進本部長=津谷市長)の街頭パレード・集会が7月14日(木)、鷹巣地区で開かれ、市内の関係機関・団体などから約300人が参加し、犯罪や非行のない明るい社会を築こうと呼びかけました。
この運動は、昭和24年、貧困による少年の非行が社会問題となっていた状況に心を痛めた東京・銀座商店街の人たちが、犯罪や非行の予防を広く訴える「銀座フェアー」を開催。この活動をきっかけとして、昭和26年から「社会を明るくする運動」が全国的に展開されることになりました。
現在では、「すべての国民が、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない明るい社会を築こう」と法務省が主唱し、強調月間である7月に全国的に展開されています。
北秋田市においても市民集会及び街頭パレード等を通して、家庭、職場、地域社会への理解と協力を求める運動を実施しています。
この日は、はじめに米代児童公園から市民集会の会場になっている文化会館前までの約1kmを参加者が街頭パレード。運動の趣旨を沿道の市民に呼び掛けていました。
文化会館で行われた市民集会は、北秋田地区更生保護女性会コーラス隊によるコーラスでオープニング。はじめに工藤信夫副市長が「市としては青少年の健全育成をはじめ、犯罪や非行のない明るい社会の実現のため市民の皆さんといっしょになって考え、行動し、安心して暮らすことのできる街づくりに取り組んで行きたい。今後とも、社会を明るくする運動に更なるご支援とご尽力をお願します」などとあいさつ。
続いて、北秋田警察署の進藤勘一郎署長が、県内の犯罪状勢などに触れながら「少年を取り巻く環境も厳しさをましており、社会全体で環境浄化に取り組み、これからの時代を担う子どもたちを地域で守り育てていかなければならないと痛切に感じています。北秋田警察署としても安全で安心な暮らしを守るため、職務に今後邁進する所存ですので、皆さんのご協力をお願いします」などと協力を呼びかけました。
次ぎに、北秋田保護司会の藤原興道会長が「私たちはたいへん安全で安心な生活をしていると思いますが、次のより良い時代を作るために私たちは活動していかなければならない。私たちができることをお互いに考えながら助けあい、地域の力を結集してより良い絆を作っていく機会にしてほしい」などとあいさつしました。
この後、市民生委員児童委員協議会の鈴木正幸会長が、社会を明るくする運動中央推進委員会委員長の法務大臣からのメッセージを朗読し、犯罪のない明るい社会づくりへの誓いを新たにしました。
集会の最後には、今年誕生した秋田北鷹高校の吹奏学部がブラスバント演奏を披露し、聴衆からは大きな拍手が送られました。