2011年07月24日
コンテンツ番号3956
県大会出場目指し消防操作法を競い合う
(2011.7.24)
秋田県消防協会大館北秋田支部(成田十喜男支部長)の消防訓練大会が7月24日(日)、阿仁吉田の旧国体アーチェリー会場で開かれ、各地区から選抜された消防団員が日頃の訓練成果を競い合いました。
大会は、消防団員を消防訓練礼式および消防操作法に習熟させるとともに、旺盛な消防精神をかん養して消防諸般の要求に適応する消防力の強化を図ることを目的に、毎年各地区を持ち回りに開催されています。大会に参加したのは、北秋田市、大館市、上小阿仁村の各地区から選抜された24分団529人の消防団員。
開会式では、はじめに成田支部長が「東日本大震災では、我々と同じ志を持った消防団員の仲間約250名が救助活動や避難誘導の中で自らの尊い命を失った。旺盛な使命感のもと、その職務に殉じられた多くの仲間たちのご冥福を心からお祈りします」などと震災について述べながら、「消防は一度災害が発生すると、その最前線に立って地域の安全と安心を守らなければならない。消防隊員であるという自覚と誇りを持って、誠心誠意訓練に精励され、地域住民の大きな負託に応えられるよう切に願います。本日の大会では、怪我の無いよう注意し、体調管理に万全を期し、これまでの研さんされた技術を十二分に発揮し、すばらしい訓練が展開されることを期待します」などと主催者あいさつ。
つづいて、開催地を代表して津谷永光市長が「東日本大震災の痛ましい現地の状況を見るにつけ、我々はいかに皆さんが日頃行われている消防防災活動が大事であると言うことを、改めて認識をさせていただいている。日々仕事を持ちながらの大変厳しい中での訓練、そして、それを成果されて今日の消防訓練大会を向かえられたわけでありますので、どうかこれまでの訓練の成果を遺憾なく発揮され、全県大会目指してがんばっていただきたい。この訓練大会が実り多い大会であるよう期待します」などと激励のあいさつ。
訓練は消防訓練礼式により決められた操法と動作を、迅速かつ的確に行うもので、規律訓練の部、自動車ポンプ操法の部、小型ポンプ操法の部の3部門で行われました。各部門には、各地区から選抜された8分団、計24分団が出場し、審査員や他チームの団員が見守る中、気温30度を超える暑さにも負けず迅速かつ的確に手順をこなし、これまでの練習の成果を披露していました。
この大会の結果、ポンプ車操法の部、小型ポンプ操法の部で優勝した分団は、9月8日(木)に由利本荘市の県消防学校で行われる、第48回秋田県消防操法大会に出場します。
大会結果
規律訓練の部
1位 森吉第7分団 (得点:166.5)
2位 阿仁第1分団 (得点:150.5)
3位 合川第2分団 (得点:150.0)
ポンプ車操法の部
1位 比内第1分団 (得点:176.0) ※県大会出場
2位 田代第2分団 (得点:160.0)
3位 大館第17分団 (得点:139.0)
小型ポンプ操法の部
1位 阿仁第1分団 (得点:78.5) ※県大会出場
2位 田代第8分団 (得点:69.5)
3位 比内第4分団 (得点:64.5)
総合
1位 大館市消防団・比内地区隊 (得点:390.5)
2位 大館市消防団・田代地区隊 (得点:373.5)
3位 北秋田市消防団・森吉地区隊 (得点:358.0)