2011年07月25日
コンテンツ番号3954
地域住民が安心して医療・福祉サービスを
(2011.7.25)
第1回北秋田市地域医療連携センター運営委員会が7月25日(月)、北秋田市民病院で開かれ、医療機関、介護サービス事業所などから選任された委員らが医療と福祉の連携について意見を交わしました。
この地域医療連携センター運営協議会は、「北秋田市地域医療連携センター」の健全な運営を図るため、困難事例の検証とその解消に向け、医療機関・介護サービス事業所など各施設でもっている本来機能を円滑かつ有機的に活用することを目的に設置されました。
はじめに、運営協議会を組織する医療機関や介護サービス事業所などから選任した14人の委員に、津谷市長から委嘱状が交付されました
開会にあたり、津谷市長は「4月に設置した北秋田市地域医療連携センターは、病院を退院される方で、退院後に自力あるいは家族だけで生活が支えられない困難な方々の不安を解消するため、病院と福祉施設、あるいは在宅医療、介護との橋渡し機能として設置をしました。このセンターの機能充実には関係機関の協力が不可欠です。センターの運営についての協議会ですが高齢者人口の増加や福祉施設の飽和状態などの問題も大きく関わってきます。制度上の問題や経営体としての理念など一朝一夕では進まないと思いますが現状を少しでも前進できるような協議をお願いしたい。市として市民の方々が安心して暮らせるよう医療と福祉の連携に鋭意取り組んで行きたい」などとあいさつ。
続いて、会長及び副会長の選出が行われ、委員による互選で、会長には神谷彰氏(北秋田市民病院長)、副会長には齋藤浩太郎氏(北秋田市国民健康保険合川診療所長)が選任されました。
会長就任にあたり、神谷会長は「病院で退院する時に、障がいや年齢による体力の低下、家族の受け入れ状況など苦労することが多い。また、ご家族の方も苦労されているし、福祉関係、介護関係の方もいろんな意味で苦労されていると思います。この協議会を通じて患者さんが施設、地域に戻っていただければ」などとあいさつ。
この後、事務局の市医療推進課と市民病院側から、北秋田市地域医療センターの運営体制や市民病院療養病棟の運営方針、医療と福祉の連携について説明を受け、委員からはそれぞれの立場から現状などについて意見や質問を出していました。
協議会は今年度4回開かれる予定で、今後、福祉施設及び訪問看護事業者へのアンケートや入院・施設入所・在宅への流れを検討することにしています。
協議会の委員の方々は次のとおりです。
役職 | 氏名 | 所属等 | 区分 |
---|---|---|---|
会長 | 神谷 彰 | 北秋田市民病院長 | 医師 |
副会長 | 齋藤 浩太郎 | 北秋田市国民健康保険合川診療所長 | 医師 |
委員 | 滝澤 信 | 北秋田市立阿仁診療所副所長 | 医師 |
高橋 賢郎 | 北秋田市立米内沢診療所長 | ||
小笠原 信 | 北秋田市社会福祉協議会事務局次長 | 事業組織の責任者及び実務者 | |
長岐 節子 | 特別養護老人ホーム青山荘生活相談員 | ||
金 史仁 | 特別養護老人ホーム永楽苑施設長 | ||
野崎 祐 | 介護老人保健施設ケアタウンたかのす副管理部長 | ||
柏木 正人 | 介護老人保健施設もりよし荘事務長 | ||
石上 千晶 | 県北地区介護支援専門員協会地区理事 | ||
吉田 一江 | 北秋田市社会福祉協議会阿仁支所介護支援専門員 | ||
豊村 江利子 | 訪問介護ステーション「はぁと」管理者 | ||
宮腰 玲子 | 北秋田地域振興局鷹巣阿仁福祉環境部健康・予防課長 | 行政関係 | |
虻川 広見 | 北秋田市副市長 |