2011年06月01日
コンテンツ番号3942
新緑の太平湖、遊覧船の運航始まる
(2011.6.1)
奥森吉・太平湖の湖水開きが6月1日(水)に行われ、太平湖と小又峡を結ぶ遊覧船の運航が始まり、県内外から訪れた観光客が新緑に囲まれた湖の景色を満喫しました。
太平湖は、昭和28年に森吉ダムの完成によってできた周囲30キロメートル、面積195ヘクタール、深さ58メートルの人造湖です。湖には大小13の渓谷渓流が注ぎ、サクラマス、イワナ、コイ、ワカサギ等が多く生息し、渓谷の探勝や釣リ人でにぎわいます。
また、小又峡は、森吉山東麓のノロ川原生林を源として大小100余りの瀑布、 おう穴、深渕からなる原生峡で、県の名勝天然記念物に指定されています。北清水桟橋から湖を遊覧し30分で小又峡船着場に到着します。小又峡船着場からは1.8キロメートルの遊歩道が整備されており、横滝・曲滝・ガマ淵・三角滝・穴滝・化ノ淵・化ノ滝・化ノ堰・化ノ穴滝と個性あふれる滝や、遊歩道終点の高さ20m迫力満点の三階滝などが観光客を楽しませてくれます。
遊覧船は、6月1日の湖水開きから10月の紅葉シーズンまで運航され、観光客を秘境小又峡へとご案内します。 周囲はカエデやナラ、トチなどの広葉樹に覆われ、夏の新緑、秋の紅葉のシーズンには遊覧船からの眺めを目当てに多くの観光客で賑わいます。
この日、湖水開きのセレモニーは、太平湖グリーンハウス内で安全祈願の神事が執り行われ、遊覧船を管理するマタギの里観光開発株式会社(鈴木謙一代表取締役)の職員や関係者、観光客など約20人が参加し、今シーズンの無事故を祈願しました。
鈴木代表取締役は「年々観光客が減っている中、3月の震災で今年は厳しいものがあるが、社員一同、力をあわせ頑張って行きたい。ここの良さを一人でも多く来て、見ていただくのが私たちの使命だと思いますので、これから11月始め頃まで皆さんのご協力をお願いします」などとあいさつ。
また、来賓として虻川広見副市長が湖の渓谷や景色などの魅力を紹介しながら「太平湖・小又峡は北秋田市の重要な観光拠点。自然保護、環境保全に努めながら、安心して楽しく自然を満喫できる観光スポットとして広くPRしていきたい。この1年事故もなく、多くの方々が訪れていただき、自然を十分に満喫していただけるこをご祈念します」など祝辞を述べました。
この後、第1便が運航。さわやかな晴天に恵まれ、遊覧船が発着する北清水桟橋では、運航を待ちわびていた観光客らをマタギ衣装の船長がお出迎え。観光客は記念写真を撮りながら「森吉丸」の乗り込み、新緑の木々で囲まれた湖と残雪が残る森吉山の景色を楽しみながら小又峡船着場へと出航しました。
小又峡船着場で遊覧船を降りた観光客らは、遊歩道ゆっくりとを散策し、大小の滝や瀑布、三階滝の前で記念撮影するなど秘境といわれる小又峡を満喫していました。
太平湖の遊覧船は、紅葉シーズンが終わる10月30日までの運行予定です。
区分 | 料金 |
---|---|
大人(個人) | 1,100円 |
小人(個人) | 550円 |
大人(団体 ※15人以上) | 1,000円 |
小人(団体 ※15人以上) | 500円 |
※身体障害者(手帳提示)…半額
※幼児(1歳未満)2人につき小人1人分の料金
行き(北清水発) | 帰り(小又峡発) |
---|---|
9:30 | 10:00 |
10:30 | 11:00 |
11:30 | 12:00 |
12:30 | 13:00 |
13:30 | 14:00 |
14:30 | 15:00 |
15:30 | 16:00 |
※天候等の理由により、欠航・時間変更の場合があります
お問い合わせ
太平湖グリーンハウス
電話 090−8923−9370(6月〜10月末日まで)
クウインス森吉
電話 0186−60−7000
北秋田市商工観光課
電話 0186−72−5243