2011年06月05日
コンテンツ番号3934
多彩なイベントで賑わう
(2011.6.5)
第27回ふるさと踊りと餅っこまつり(和田テヱ子実行委員長)が6月5日(日)、 鷹巣駅前・銀座通りを会場に開催され、多彩なイベントに大勢の人で賑わいました。
このイベントは、昭和59年、鷹巣町婦人団体連絡協議会(中嶋喜代会長)が、米の消費拡大と地域の活性化をねらいに同年10月に鷹巣町婦人会総会フェスティバルとして実施した「通り踊り」や米代児童公園での餅の販売がはじまり。翌60年から町商工会やJA、各地区婦人会などの協力で現在の名称で続けられ、今回が27回目。3月11日の東日本大震災により、被災者に配慮し、自粛も検討されましたが、開催により元気づけようと行われました。
この日は、晴天で絶好のお祭り日和。今年から交通量の関係などから会場が一部縮小されましたが、メイン会場の駅前通り、銀座通りが歩行者天国となり、餅の販売や、フリーマーケットなどに各団体が出店したほか、綴子下町大太鼓保存会の獅子踊り、すずめ踊り、縄文踊り、「スプリング☆フォー」のライブ、河田カツ子一行による民謡・歌謡ショーが見物客を楽しませました。
餅の販売会場では、お店や各団体によるお焼きやごま餅、笹餅、大福など種類も豊富で彩り豊かなお餅が並べられ、午前10時の開店と同時に、飛ぶように売れていました。
午前中に行われた餅の引き伸ばし大会は、餅を伸ばし長さを競うイベント。会場に集まった参加者が東西にわかれ、用意された7升5合の餅を切れないように少しずつ伸ばしました。結果は東軍が36.84メートル、西軍が35.2メートルで東軍が勝利しました。その後、伸ばしたもちはおしるこにして振る舞われました。
また、イベントに合わせ大館人権擁護委員協議会や北秋田市鷹巣赤十字奉仕団による街頭啓発活動なども行われました。このうち、人権擁護の街頭啓発活動では、内陸線応援キャラクター「ないりっくん」に小田嶋稔・秋田地方法務局大館支局長が1日人権擁護委員の委嘱状を交付。人権擁護イメージキャラクター「人KENまもる君」や他の人権擁護委員などと会場の皆さんにチラシなどを配布して、人権擁護の啓発活動を行いました。また、「ないりっくん」をデザインした地元イラストレーターの長牛寿子さんが駆け付け、内陸線の紙芝居を披露して集まった会場の子どもたちを楽しませました。
ふるさと踊りが始まる前に行われた開会セレモニーでは、和田実行委員が「今年は地域を担う若い方々が、積極的仁地域づくりに参加され、とてもうれしく頼もしく思います。会場の狭さを活気に代えて、地域の元気を被災地にお届けできますように今日のイベントをみんなで、大きな声で明るく元気に楽しんでいただきたい」などとあいさつ。
続いて、来賓として津谷市長、長谷部勝・北秋田地域振興局長、伊藤公夫・北秋田商工会長があいさつし、うち津谷市長は「参加団体も若い方々も増え、熱意はこれまで以上。県ではスローガンとして『日本の笑顔を秋田から』と掲げています。皆さんの元気で、笑顔を出すことで復興に向けての力強い支援になると思います。今日のまつりはたくさんの方々の協力で開催することができました。今日一日みなさんと楽しみましょう」などと祝辞を述べました。
セレモニーの後、祭の横断幕をもったボーイスカウトの皆さんを先頭にふるさとまつりの行列が始まりました。今年は新生の北鷹高校生徒会もパレードに参加。また市役所の職員や金融団の皆さんも練習を重ねて今回踊りで初参加となりました。参加した踊り手らが、しなやかで美しい踊りを披露し、沿道の観衆からは、子ども太鼓のかわいい太鼓演奏や着物姿もあでやかな踊り手に大きな拍手を送っていました。