2011年06月06日
コンテンツ番号3933
洪水被害を未然に防ぐために
(2011.6.6)
米代川の洪水に備える重要水防箇所合同巡視が6月6日(月)、小猿部川合流点堤防など市内5カ所で行われ、各機関の関係者約30人が合同で重要水防箇所を巡視しました。
この合同巡視は、米代川において洪水時に堤防の巡視や監視、水防活動を特に注意して行う必要のある箇所を確認し、洪水時に迅速かつ的確な水防活動を行い災害を未然に防ぐために、国土交通省能代河川国道事務所、秋田県北秋田地域振興局、北秋田市、市消防本部、市消防団水防団が、7月から9月の洪水が多く予想される時期の前に、毎年行っているものです。
はじめに、能代河川国道事務所の吉永宙司所長が「洪水被害を未然に防ぐためには、河川整備だけでは十分とは言えず、水防団をはじめ関係者による水防活動が大きな役割を果たしているのは言うまでのないこと。また、東日本大震災では、想定外の地震や津波という言葉が使われていますが、我々にとっては想定外であろうと想定内であろうと、地域の安全安心を確保するという使命は変わりありません。今日の合同巡視の結果を活かして、自分たちの地域は自分たちで守るという原則を基に、あらゆる困難に対処できるよう祈願します」などとあいさつ。
つづいて、津谷永光市長が「今日お集まりの関係者の方々に対し、地域住民が水防や様々な災害から生命や財産を守るために、日夜努力いただいていることに感謝します。これまでも平成19年の水害など市は大きな災害を経験していますが、今日のように皆さんで危険な箇所を見て確認して把握することによって、いざ洪水や災害の時に、どういう行動や対処をしたらよいかを確認し合う大切な1日です。今日の合同巡視が実効性のある、効果のある、実りある、研修と巡視であることを祈ります」などと激励しました。
このあと、能代河川国道事務所鷹巣出張所の吉田久所長が、米代川の重要水防箇所の概要を関係者に説明し、小猿川堤防、今泉堤防、鷹巣右岸堤防2カ所、糠沢堤防の市内5カ所を合同で巡視し、重要水防箇所や水防工法を確認しました。