2011年06月27日
コンテンツ番号3909
いつまでもお元気で
(2011.6.27)
布田ナヨさんの100歳を祝おうと6月27日(月)、鈴木祐悦高齢福祉課長が布田さん宅を訪れ、寿詞と記念品を贈り長寿を祝いました。
明治44年6月25日生まれのナヨさんは、旧米内沢町根小屋(北秋田市米内沢字根小屋)で出生。19歳のときに孝市郎さんと結婚して七日市字品類に嫁ぎました。ナヨさんは孝市郎さんと農業に従事しながら、2男2女を育てました。今では孫6人、ひ孫5人に恵まれています。現在は、長男の孝造さん(69)と長男の妻ヒデ子さん(65)、孫夫婦、ひ孫2人の7人で暮らしています。
自宅で行われた祝品の贈呈式では、家族や親戚が同席し、鈴木課長からナヨさんに寿詞と記念品の羽毛かけ布団が贈られました。鈴木課長は「100歳のご長寿、心よりお祝い申し上げます。ナヨさんは、明治、大正、昭和、平成と4つの時代を生きてこられ、戦争も経験したと思いますが、地域のため、子どもたちのためがんばって来られた方で、布田家の誇りであるとともに、市の誇りでもあります。100歳をお祝いするということは、本人が心身健康であるとともに、ご家族の献身的な支えがあったから。これからも1日1日を大事に、元気に明るく過ごしてください」などと祝福しました。
ナヨさんは、70歳後半まで農業に従事し、隠居されてからは、庭の草取りなど家事を主にしてきました。現在は、中学2年と小学3年のひ孫と話すのが楽しみだというナヨさん。
ナヨさんが住んでいる品類では、ナヨさんが集落で初めて100歳を迎える方ということで、有志でお祝いの会が計画されていました。しかし、今年の5月16日にナヨさんが自宅で転倒し、右大腿骨の骨折で最近まで入院していたため、お祝いの会はとりやめになりましたが、今日の祝品贈呈式には、親戚や地域の方々がたくさん駆けつけ、ナヨさんの長寿を祝いました。
ナヨさんの好物はしょっぱい物で、味噌漬けや味噌カヤキをおかずに、若い頃からたくさんご飯を食べてきたそうです。骨折での入院中も、病院の食事が甘くて、しょう油と塩を持参していたそうです。退院後は、ケアタウンのショートステイを利用しており、そこでの食事にもしょう油と塩を持参しているそうです。
ナヨさんに100歳を迎えた感想を聞くと、「このくれだっきゃ生きるとは思わねでやー(このくらい生きるとは思ってなかった)」と述べ、周囲を笑わせていました。
100歳以上の北秋田市民は、今回100歳を迎えられた布田ナヨさんを含め、男性2人女性20人の合計22人です。 また、最高齢は104歳の女性の方です。(平成23年6月27日現在)