2011年06月28日
コンテンツ番号3908
緊急消防援助隊に感謝
(2011.6.28)
宮古地区広域行政組合消防本部の野沢浩二消防長が6月28日(火)、市消防本部を訪れ、東日本大震災で協力いただいた消防職員に感謝のことばを述べました。
北秋田市では、この度の東日本大震災で被害を受けた被災地を支援するため職員の派遣を行っています。消防関係では3月12日から22日まで28人が岩手県宮古市に、4月17日から21日まで7人が宮城県登米市に緊急消防援助隊として派遣されました。
この日、岩手県宮古地区広域行政組合消防本部の野沢消防長が北秋田市の消防本部を訪れ、派遣された消防職員などを前にあいさつしました。
野沢消防長は「3月11日に発生した大地震によって当地方は大きな津波により、私どもの消防力では手に負えないということで緊急消防援助隊としての派遣をしていただきました。おかげさまでだいぶ宮古の方も落ち着いてきています。皆さんが活動したころのような瓦礫はほとんどなく、復旧というよりは復興に向かっている。皆さんのおかげでわれわれ管内の住民、職員が大変心強い気持にさせていただいたし、住民の災害対応に大変感謝いたします。ご存知のようにわれわれ消防の仕事は、危険な場所で活動するというもので、職員4名が殉職したということで大変悔しい思いをしています。みなさんには、地域の住民のために最後まで消防の仕事を全うしていただきたいと切に思います」となどと感謝のことばを述べました。
杉渕敬輝市消防長は、被害に遭われた方々のご冥福や一日も早い復興を願いながら「当消防本部からは緊急消防援助隊、3月11日の地震直後の7名を始め述べ4隊28名の隊員が現地に出向いています。派遣を終えた職員から状況など聞き全職員で意見交換する会を設けたりして、職員一同心を一つにし、こうした災害に対する取り組み意欲が高まっており、頼もしく感じています。災害がないことを祈りたいが、有事の場合には全力を尽くして取り組むという姿勢でがんばってほしい。消防人として全国に心を通わす仲間がいるんだということを確認し合えたと思います。宮古市の消防職員の皆さんが健康に留意され復旧復興に全力を上げて取り組んでいる様子を同じ気持ちで支えていきたい」などとあいさつしました。