2011年05月10日
コンテンツ番号3899
母親の温かい思いやりをもって交通安全
(2011.5.10)
平成23年度北秋田市交通安全母の会(北林カズ会長)の総会が5月10日(火)、中央公民館で開かれ、会員や関係者約30人が出席し今年度の事業計画などを承認しました。
同会は、母親の立場から、特に子どもと高齢者の交通事故防止と飲酒運転の撲滅を図り、家庭の平和と幸せな生活を築くため、交通安全指導や交通事故防止活動を推進するために結成され、旧4町の交通安全母の会をもとに平成17年4月に設立されています。
はじめに、北林会長が「日頃の交通安全運動について、各地区ごとに皆さん一生懸命活動していただき、感謝します。この一年間大きい事故もなく過ごすことができて、皆さんのご協力に頭が下がる思いです。また、明日から春の交通安全運動が始まります。交通安全は家庭からを合い言葉に、交通事故のない北秋田市を目指しがんばっていきましょう」などとあいさつ。
続いて、来賓の仲谷茂好生活課長が「日頃、家事やお仕事でご多忙にもかかわらず、女性の目線で地域の交通安全の推進にご尽力いただき、感謝します。明日から始まる春の交通安全運動の基本方針は、子どもと高齢者の交通事故防止です。子どもと高齢者の事故はすぐ身近で起きていますので、家庭での交通安全意識を高めることが重要です。総会で決定される事業計画等により、交通事故の未然防止と安心で安全なまちづくりの実現に向け、皆さんの活動に大いに期待しています」などと津谷市長のメッセージを代読。
同じく来賓で、北秋田警察署の古屋建一地域課長兼交通安全課長が、「5月9日現在、県内の今年の交通事故の死者数は18人で昨年同期より4人増加しています。死者数18人のうち11人が高齢者で、7人が歩行中に事故に遭われています。また、北秋田警察署管内では、16件の人身交通事故が発生しています。前年に比べると死者と負傷者数はともに減少していて、今年の死者は0人ではありますが、ケガのない物件交通事故については、268件と昨年同期を25件上回っており、油断を許さない状況です」と、県内の交通事故の現状を述べながら、「昨年、県では、第8次交通安全基本計画の最終年でありましたが、抑止目標である交通事故の死者数60人以下を、最終年度にして初めて達成しました。達成の要因として上げられるのは、交通安全母の会のような、献身的なボランティアおよび各種交通安全活動であると思います。明日から始まる春の交通安全運動では、子どもと高齢者の交通事故防止のために北秋田警察署では支援を惜しみませんので、遠慮無く要望を出していただき、今後も皆さんの継続した活動を切にお願いします」などと述べました。
議事では、平成22年度の事業実施報告、決算報告が行われたほか、春と秋の全国交通安全運動などへの活動を盛り込んだ事業計画案や予算案、役員改選が承認されました。
このあと、交通安全宣言では、「地域や家庭で交通安全についての話し合いを推進します」、「子どもとお年寄りを交通事故から守るため、積極的に一声掛けるようにします」、「飲酒運転の撲滅を期し、家庭や地域ぐるみの運動を推進します」、「車に乗ったときは必ずシートベルトを着用します。子どもにはチャイルドシートを着用させ、かけがえのない子どもの命を守ります」などと宣言し、交通安全への決意を新たにしました。
議事終了後、北秋田警察署の古屋課長による交通安全講話が行われ、会員らは熱心に聞き入っていました。