2011年05月11日
コンテンツ番号3897
「子どもと高齢者の交通事故防止」を運動の基本に
(2011.5.11)
平成23年春の全国交通安全運動が始まった5月11日(水)、北秋田市内各所でも決起集会や交通安全パレードなどが行われ、市民に交通事故防止を訴えました。
全国交通安全運動の期間は11日(水)から20日(金)まで。運動の基本を子どもと高齢者の交通事故防止に置くとともに、自転車の安全利用の推進、全ての座席のチャイルドシートの正しい着用の徹底、飲酒運転の根絶を重点目標とし、5月20日(金)は「交通事故死ゼロを目指す日」に設定して、本運動を展開することになっています。
総決起集会は、市役所前及び森吉庁舎前で行われ、 集会の中で、交通安全功労者と優良交通安全団体の表彰があり、交通安全功労者には鷹巣地区では野呂久雄氏(前山)、阿仁部では高関英男氏(阿仁幸屋渡)が表彰されました。また、優良交通安全体の表彰では、前田女性ドライバー部会が表彰されました。
市役所前で行われた鷹巣地区総決起集会には、北秋田警察署をはじめ行政関係者ほか鷹巣地区交通安全協会員、交通安全母の会、市老人クラブ連合会たかのす支部などから約200人が参加しました。
主催者を代表して鷹巣地区交通安全協会の近藤直夫会長は「秋田県は昨年の事故減少率が全国1位となりましたが、今年に入り、高齢者の死亡事故が増えてきています。 この春の運動の基本方針であります、子どもと高齢者の事故防止を重点に、安全、安心な生活が出来る地域になるよう、市民全員一丸となって、頑張っていきましょう。」となどとあいさつしました。
続いて、来賓のあいさつとして、津谷市長、北秋田警察署・進藤勘一郎署長、北秋田地域振興局・長谷部勝局長、秋田県議会議員の北林丈正議員があいさつをしました。
津谷市長は「皆さんのご尽力により交通事故の件数は減ってはおりますが、高齢者の事故割合が高い状況にあります。また、4月に開校された秋田北鷹高校には、たくさんの生徒が通学していますので、市といたしましても歩道の管理や整備を進め、地域の安全に努めたいと思います。太平洋沖地震から約2カ月経ちますが、この交通安全も含め、北秋田市を日本一安全・安心な街にすることを目指しておりますので、これからも皆様のご協力をお願いします。」などとあいさつしました。
進藤署長は「管内では昨年2件の死亡事故と10件の重傷事故が発生しており、その大半が高齢者が巻き込まれた事故であります。今年に入り死亡事故は0件でありますが、重傷の事故は6件、物損事故は268件と増加しており予断は許さない状況です。私は交通安全活動とは、交通安全を繰り返し訴え続けること。継続することが力となり、目標の達成に繋がるものと考えております。関係機関、団体と連携して広報、啓発活動を行い、地域住民の意識の高揚を図り、地域住民の安全、安心な暮らしを守るため、全力で取り組んでまいりますので、ご協力をお願いします」と、取り組みへ協力を呼びかけました。
この後、鷹巣地区安全運転管理者協会の加藤毅会長が県警察本部長の交通安全メッセージを紹介。交通指導隊の柏木良二副隊長が交通パレード出発申告を宣言し、 市の交通指導車1台、パトカー6台、安全協会の軽トラ8台の計15台で、市役所から警察署まで交通パレードを行い、沿道の市民に交通安全を呼びかけました。