2011年05月19日
コンテンツ番号3884
楽しく健康で元気に生涯学習を
(2011.5.19)
阿仁生き活き大学(学長=湊一彦阿仁公民館長)の入学・開講式が5月19日(木)、阿仁ふるさと文化センターで開かれ、大学生たちの学習活動がスタートしました。
開校11年目を迎える阿仁生き活き大学は、今年度、新入学者4人を含め大学生53人が学びます。
1年間受講した方には、3月の修了式で修了証が授与され、受講を継続することにより、修了証は毎年授与され、修了証4枚で学士号、6枚で修士号、8枚で博士号、10枚で名誉博士号が与えられます。
開講式では、はじめに旧阿仁町民歌が斉唱され、入学生点呼のあと、湊学長が「この大学の目標は、受講生一人一人が自分の持つ個性や能力を伸ばして、楽しく生きがいのある生活を営み、その成果を地域に活かしてもらうのが本来の目的です。皆さんは自分の人生を切り開いた経験の豊かな人たちですが、更に学ぶという心意気に敬意を表します。大学で1年間学ぶためには、心身ともに健康でなければなりません。どうか1年6回の講座に出席できるよう、健康に気をつけて日々の生活を大事にしてください」などとあいさつ。
入学・開講式終了後、最初の授業として、日本蝶類学会会員の藤嶋新(あらた)さんが、「蝶のはなし」と題して講話しました。講師の藤嶋さんは、学生時代から蝶の魅力にとりつかれ、小学校や中学校では理科の教師として教鞭をとり、現在は、北秋田市や県北地区を中心に蝶の生態や分布を熱心に研究されています。
藤嶋さんは、「ナガサキアゲハ」や「ヤマトシジミ」という蝶の分布の変化と、自身の研究と合わせ、地球の温暖化で年々蝶の生息域が北上していることなどを紹介。また、自身が採取し作製した蝶の標本を披露し、「日本には約230種類の蝶がいる。県北地区では、100種類を切るくらいの蝶がいる。飛んでいる蝶は皆さんよく見ると思いますが、じっくり見る機会は少ないと思うので、標本で見比べてみてください」などと述べ、県北地区に生息している蝶も紹介しました。学生たちは標本を手に取り、「あっ、この蝶はキャベツさ来る蝶だな」などと、じっくりと観察していました。
阿仁生き活き大学事業計画(予定)
第1回 入学式・開講式
第2回 阿仁の歴史探訪(7月)
第3回 スポーツ交流(9月)
第4回 芸術鑑賞・移動研修(11月)
第5回 学生の体験発表(1月)
第6回 修了式・閉講式(3月)