2011年05月21日
コンテンツ番号3883
雅楽演奏で鎮魂し復興に祈り
(2011.5.21)
東日本大震災「鎮魂・復興」祈りの集いが5月21日(土)、県立北欧の杜公園の中央休憩所で行われ、宮司らによる雅楽演奏で祈りを捧げ、子どもたちが空手道の演武を奉納しました。
当初の予定では、2008年の全国植樹祭で天皇皇后両陛下が参席された、同公園のお野立所で行われる予定でしたが、雨の影響で会場を中央休憩所に変更して行われました。
この祈りの集いは、お野立所ボランティアの会(中嶋修三会長)が主催したもので、北秋雅楽会(長岡博司会長)と、武道修練道場北士館(七尾宗専館長)の協賛のもと行われました。
同集いには、東日本大震災や福島原発の事故の影響などで、福島県から北秋田市内に避難している方々を招待し、6家族21人も参加、合わせて約80人が祈りを捧げました。
はじめに、お野立所ボランティアの会の中嶋会長が「今日は東日本大震災で命を落とされた方々の成仏を願うとともに、みんなが力を合わせて、災害を受けた土地を元どおりの立派な土地にしたいと祈り、誓いたいと思います」などとあいさつ。
つづいて、後援者を代表してJAあきた北央の疋田俊一郎組合長、来賓の北林丈正県議会議員があいさつ。北秋雅楽会の長岡会長が、平調音取(ひょうじょうのねとり)、五常楽急(ごじょうらくのきゅう)などの雅楽演奏の演目を紹介しました。
演奏では、北秋田市をはじめ大館市や小坂町、上小阿仁村の各神社から参加した、北秋雅楽会会員の宮司や神官9人が、鳳笙(ほうしょう)、ひちりき、龍笛(りゅうてき)、楽太鼓(がくだいこ)、鉦鼓(しょうこ)、鞨鼓(かっこ)などを合奏し、会場には優雅で繊細な雅楽が鳴り響きました。
また、空手道の演武では、北士館の道場生が気合いの入った空手道や杖道、居合道の型を披露し、子ども演武では、道場生の子どもたちが突き技や蹴り技を元気よく披露しました。
また、この集いに後援をした、肉の松尾、池田屋、JAあきた北央から、昼食に肉うどんとおにぎりが提供され、参加者に振る舞われました。