2011年05月25日
コンテンツ番号3878
アテネ・オリンピック代表の諏訪選手と走る
(2011.5.25)
「走食系チルドレン育成プロジェクト」(日清食品ホールディングス株式会社主催)が5月25日(水)、市立鷹巣中央小学校(津谷義仁校長、児童151人)で開催され、児童が訪問したアテネ・オリンピック代表選手の諏訪利成選手から走る楽しさを学びました。
このプロジェクトは、日清食品グループが社会貢献活動に情熱を注いだ創業者・安藤百福の志を継ぎ、50年間に100の社会貢献を行うCSR活動「百福士」プロジェクトの第6弾として、昨今の子どもたちの体力低下、食生活の乱れなどが叫ばれる中、「食とスポーツは健康を支える両輪である」という創業者の遺したことばに則り、「正しい走り方」と「正しい食の知識」を身につけた「走食系チルドレン」を育成していくことを目的として2010年からスタートしたもので、2010年「全日本実業団対抗駅伝競走大会」で、日本一に輝いた日清食品グループ陸上部の選手たちが全国の小学校(50校を予定)を訪問し、子どもたちに「正しい走り方」と「正しい食の知識」を直接伝えるとともに選手自身がこれまでの学んだ大切な思いや考え方を伝え、心身の健全な成長を支援しているものです。
この日、市立鷹巣中央小学校には、2004年アテネ・オリンピック男子マラソン日本代表で6位に入賞した諏訪利成選手が講師として訪問。諏訪選手は、群馬県出身で大学の箱根駅伝や実業団駅伝などで活躍しており、5年生と6年生の49人が日本のトップランナーから走り方などの指導を受けました。
はじめに、諏訪選手と嶋津さん(日清食品グループ)によりトークや映像などを交えた「食育教室」が行われました。インスタントラーメンの発明物語や三大栄養素などを紹介しながら発明発見、創意工夫の大切さと栄養バランスの良い食事が体づくりに大切であることを説明。諏訪選手は、合宿で食べているメニューを紹介しながら「いろんなものを食べています。好きな物を食べるために嫌いな物もきちんと食べます」と普段気をつけていることなどを話されました。
次ぎに、子どもたちの未来に向けたメッセージを伝える「ホームルーム」が諏訪選手と戸島さん(ベースボール・マガジン社)によるインタビュー形式で行われました。諏訪選手の小学校時代から現在までの写真を紹介しながら、「陸上は友達といっしょに遊びたいということで中学校からはじめた」などとエピソードを話してくれました。また、子どもたちの質問に答えながら「みんなと同じ頃はこんな大きな目標はなかった。中学、高校で目標ができて成長してきたし、まだまだロンドンオリンピックに出たいという目標がある。みんなも何かしらの目標をもって、見つけられるように生活してほしい」などと話されました。
この後、グラウンドでは、諏訪選手といっしょに走りながらの「ランニング教室」が行われました。準備運動から始まり、腕の動かし方や足のけり方や、駅伝に欠かせないタスキのかけ方、渡し方などを教わりました。児童の皆さんはリレーや100mを諏訪選手といっしょに走り、楽しみながら汗をかいて、思い出に残る授業となりました。