「北秋田市日沿道・あきた北空港～二ツ井白神間建設促進期成同盟会」

全線開通に向け早期事業化を

（2011.5.27）

平成23年度の総会であいさつする津谷会長（5月27日、市内ホテル松鶴）

北秋田市日沿道・あきた北空港〜二ツ井白神間建設促進期成同盟会（会長：津谷永光北秋田市長）の平成23年度総会が５月２７日（金）、市内のホテルで開催され、平成２２年度事業報告や平成２３年度事業計画が承認されました。

同会は、平成８年に「日本海沿岸東北自動車道・インターチェンジ設置鷹巣町整備促進期成同盟会」として創立し、日沿道及びインターチェンジの設置並びにそれに関連する交通環境の早期整備促進を図り、地域の産業、経済の発展を目的に活動。平成２２年から名称を「北秋田市日沿道・あきた北空港〜二ツ井白神間建設促進期成同盟会」に改称しています。

はじめに津谷会長が、東日本大震災で被害にあった皆さんへのお見舞いや被災地の復旧と復興を祈りながら「２月に摩当山トンネルが開通し、あきた北空港〜二ツ井白神間が国土交通省の計画段階評価に指定されるなど事業化に向け明るい話題がありました。日沿道は日本海沿岸の大動脈として、新潟、山形、秋田、青森の４県を結ぶ重要な路線であります。当市は、大館能代空港と秋田内陸線が交わる交通の拠点であります。あきた北空港〜二ツ井白神間の開通により、観光や物流など産業面での活性化はもとより、救急医療における搬送時間の短縮、災害時の緊急輸送ルートとして多岐にわたる効果が期待されています。地域住民が安全で安心して生活できる環境づくり、地域全体の潤いと活性化のためにも、悲願である日沿道の早期全線開通に向け、今後も国や県等関係機関に強く働きかけていきたい」などとあいさつ。

続いて、冨田耕司・県建設交通部長、長谷部勝・北秋田地域振興局長、近藤健一郎県議会建設交通委員長が来賓としてあいさつ。このうち、冨田・県建設交通部長は「今回の震災で、高速道路の果たした役割は非常に大きい。日本海側、東北自動車道、三陸側と、はしご状の道路整備の大切さがクローズアップされたのではないか。県内に３カ所高速道路が途切れているところがありますが、あきた北空港〜二ツ井白神間は県としても大事なところ。計画段階評価が早期に評価を終え、一刻も早く事業化へと働きかけていきたい」などと祝辞を述べました。

総会では、関係機関への要望活動などの平成２２年事業報告及び決算や、平成２３年度事業計画案及び予算案がそれぞれ承認されたほか、役員の改選が行われました。