2011年05月31日
コンテンツ番号3869
「新たな生きがいに挑戦しよう」
(2011.5.31)
高齢者の生涯学習講座「森吉大学」(渡辺美喜夫学長)の開講式が5月31日(月)、森吉コミュニティセンターで開かれ、大学生たちの学習活動が始まりました。
北秋田市では、各地区で「高鷹大学」「合川ことぶき大学」「阿仁生き活き大学」などの名称で高齢者を対象とした通年の生涯学習講座が設けられ、多くの市民が趣味や世代間交流、研修旅行、健康講座などで学び活動しています。
森吉大学は、「新たな生きがいに挑戦しよう」をテーマに毎年実施されているもので55歳以上の方を対象に、市教育委員会が開設しています。今年度の受講者数は新たに6名が入学し123名で、年6回の研修や講座が予定されています。全6回出席の方には皆勤賞、4回以上出席の方には修了証が閉講式に授与されます。
開校式では、始めに受講生全員が地元成田為三氏の作曲した秋田県民歌を斉唱。続いて渡辺学長が「今年3月に発生した東日本大震災により物流が麻痺し、余震も続いたことから、昨年度は閉講式を中止し、皆さんには大変ご心配をおかけしました。せめて、修了証と皆勤賞だけはお渡ししたいと、本日の開講式の次第に入れさせて頂きました。今年度も皆様と学び合える喜びを大変嬉しく思っています。皆様には学習を通して、自分作り仲間作り、生きがいづくりに励んで頂きたい。卒業の無い本大学は生涯学習の一環であり、その生涯学習とは、自分を高め、豊かな人生を送るために学ぶことであります。この一年間皆さんが無理なく、楽しく仲間と語り合い、仲間と助け合って、元気に閉講式を迎えることを願っています」などとあいさつがありました。
続いて、平成22年度の修了証と皆勤賞の授与が行われ、代表して修了証を野村敬太郎氏、皆勤賞を斎藤進幹氏がそれぞれ学長から受取り、斎藤氏が昨年の活動を振り返りながら、受賞者を代表してあいさつをしました。
この後、10人の運営委員が紹介され、受講生を代表し阿仁屋敏雄さんが「私たち森吉大学受講生は、鋭意学習に励み、共に学ぶことによって協同の精神を育み、知力、体力、意欲、活力、そして心の健康を維持し、奮起頑張りぬことを誓います。」と誓いのことばを述べました。 開講式終了後、北秋田市地域包括支援センター班長の春日冨二子氏を講師に「地域包括支援センターの活動について」を演題とした講演行われました。
平成23年度の活動計画では、本日の開校式を皮切りに、移動研修2回、学習会1回、高齢者大学合同講座1回、3月に閉講式などを予定していますが、今後運営委員を中心に多彩な学習が展開されます。