2011年04月01日
コンテンツ番号3867
市民目線で行政サービスを
(2011.4.1)
平成23年度のスタートに伴い4月1日(金)、市役所本庁舎では、職員の異動に伴う辞令交付式が行われたほか、津谷市長が幹部職員らを前に年度初めの訓示を行ない、職員に積極的な取り組みを求めました。
辞令交付式では、市長部局、教育委員会、議会事務局、農業委員会事務局、消防本部で異動になった主幹以上の職員と新規採用職員ら約50人が出席。津谷市長、加賀隆寛教育委員長、佐藤吉次郎市議会議長、後藤久美農業委員会長、杉渕敬輝消防長がそれぞれ辞令を交付しました。
この後、新規採用職員を代表して財務部税務課市民税班に配属された高谷大さんが、「公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を自覚し、住民全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行することを誓います」と宣誓しました。
津谷市長の年度初めの訓示では、はじめに「地震発生当初の市民の安全と安心確保に向けてのみなさんの奮闘はじめ今日までの努力に感謝します。当市は物的、人的被害はなかったが、被災者への市民からたくさんの善意が寄せられていることに感謝します。被災地には緊急消防隊の派遣を実施し、今回は県の要請で多くの市職員にも支援要員として現地に出向いてもらうことになり、赴任されるみなさんのご理解とご協力に感謝するとともに、無事に任務を遂行できますようお祈りします。今後、当市の農林、商工業などの先行きや市民の生活への深刻な影響などが考えられ、これらの対策に万全を期すため長期的な展望も視野に入れ、市としての支援のありかたや対応を整えていかなければならない。また、全庁を上げ節電や省エネに取り組み、皆が気持を一つにし乗り越えていきたい」などと3月11日発生した東北地方太平洋沖地震の取組について感謝しながら協力を求めました。
また、新年度については異動等について「前例や習慣にとらわれることなく、自分が新たな北秋田市を創るという自負心をもって、新たな挑戦をしていただきたい。新しく採用されたみなさんには、北秋田市職員という誇りと公務員としての自覚をしっかりもって仕事にあたってほしい。日頃市民からは職員への信頼が寄せられる反面、行政サービスのあり方や日常の態度や言葉遣いまで厳しい目が向けられています。市民目線の行政サービスに努めていただきたい」などと、職務を遂行する上で自覚と気配りを求めました。
最後に、「市長就任3年目を迎えます。2年間で蒔いた種がみなさんの協力で芽吹きだしてきている。今年度は2人の副市長の助けを借り、自分自身がトップセールスを行い、地元商工業や農林業に希望を与え、市民が元気を出してもらえる施策の実現に励みたい。市民が心から満足してもらえるような北秋田市勢にはまだまだほど遠い現実をしっかり受け止め、市の将来像にむけ共に頑張っていただきたい。みなさんの才能と力を十二分に発揮して下さい」と、奮起を促しました。
続いて工藤副市長が「市長より副市長を拝命し、重責でありますが一生懸命務めさせていただきます。市長のトップセールスのサポートや行政課題をスピーデイーに適切に処理していきたい。行政経験はもとより感性をもって市長のサポーターとして努めていきたい。職員の時点よりもいっそうのご協力をお願いします」などと就任のあいさつをしました。
4月1日(金)、職員の辞令交付式に先立ち、北秋田市議会3月議会で選任の同意を得た工藤信夫副市長の選任書交付式が行われました。
工藤副市長は、北秋田市出身で昭和25年10月生まれの60歳。大館鳳鳴高校、関東学院大学工学部を卒業し、民間会社を経て昭和53年鷹巣町職員に採用。旧町では平成11年4月から建設課長、まちづくり政策課長、財務課長、福祉保健サービス課長をそれぞれ務め、合併後は、平成17年3月から建設部下水道課長、平成19年4月から同建設課長、平成21年4月から総務部長を務め3月31日に定年退職されました。
選任書交付式では、津谷市長が選任書を交付し「新年度からは副市長として重責を担っていただきます。これまでの公務員としての蓄積、経験を十分生かし、虻川副市長共々私を支えていただき、北秋田市民の安全・安心、福祉の向上に持てる力を遺憾なく発揮して下さい」と述べました。
交付を受けた工藤副市長は「行政経験をもとに、経験だけに頼ることなく、総合的な観点の中で補助者として市長を支えていきたい」と述べました。