2011年04月18日
コンテンツ番号3843
慣れない土地での生活に元気づけたい
(2011.4.18)
「北秋田市交流と支援のつどい」が4月18日(月)、ひまわりの家で開催され、東北地方太平洋沖地震により市内に避難されているみなさんの交流が行われました。
東北地方太平洋沖地震により、現在、北秋田市には宮城県、岩手県、福島県から避難されている69人の方々が避難所や、一般の家庭で生活しています。慣れない土地での生活に苦労されている中、同郷に方々との出会いやつながりにより、安心感をもってもらおうと北秋田市と北秋田市連合婦人会が主催し、あきた北央農業協同組合が「きりたんぽ」などの食材提供で協力して開催されました。
この日は、婦人会から約30人とボランティアのみなさんが会場の準備などを手伝い、19世帯38人が参加して行われました。
始めに津谷市長が、被災地のみなさんにお見舞いを申し上げ「被災地の一時も早い復興を心から願います。今日は、北秋田市連合婦人会、あきた北央農業協同組合からご支援・ご協力をいただき、被災地から北秋田市へ難を逃れられた皆様を、『勇気付けたい』『地域全体でサポートしたい』『避難されている方のネットワークをつくりたい』等々の思いから、この『つどい』を企画しました。ご参加いただいた皆様には、住み慣れない土地での生活で何かと気苦労など多いことかと存じますが、この『つどい』を契機として、地域の方と気軽に触れ合いを持っていただければと思います。短い時間ではありますが、ごゆっくりと交流いただきますようお願いします」などとあいさつ。
続いて、「きりたんぽ」や地元の食材を利用して調理をしてくれた婦人会のみなさんを代表し中嶋洋子会長が、「今日の日を楽しみにしていました。なかなか復興が進まず不安な生活をしていると思います。会員や農協のきりたんぽなどみんなの善意で開催することができました。楽しんでほしい」などとあいさつしました。
また、「きりたんぽ」100食分を提供していただいた「あきた北央農業協同組合」の疋田俊一郎組合長が「見知らぬ土地で不安を感じていると思いますが、JAの比内地鶏、あきたこまちを提供させていただきました。震災の復興に試練がある思いますが農協でできるものであれば協力していきたい。今日1日楽しくやってほしい」などとあいさつしました。
この後、参加者のテーブルにはきりたんぽを始めたくさんの食材がならべられ、昼食を交えながら交流会が始まり、避難者のみなさんは自己紹介などをしながら、同郷の人や協力していただいた婦人会のみなさんなどと交流していました。
北秋田市では、避難者の方々が安心して生活できるよう環境を調えるために、災害警戒部内に避難所運営チームを設置しています。市内の親類・知り合い等に避難している方がおりましたら、情報を総務部総務課までお知らせ下さい。 また、北秋田市では、東北地方太平洋沖地震による避難者を対象に、入浴施設(大野台「ひまわりの家」)利用を無料にしています。