2011年04月25日
コンテンツ番号3840
緊急消防援助隊が無事業務を終え報告
(2011.4.25)
被災地支援のため宮城県登米市に緊急消防援助隊として派遣された消防職員が4月25日(月)、無事業務を終え、市長に活動状況等を報告しました。
北秋田市では、東北地方太平洋沖地震の被災地を支援するため県の要請を受け職員を派遣しています。
このうち消防職員は、災害発生時の翌日3月12日から3月22日まで岩手県宮古市に緊急消防援助隊として述べ21人を派遣しました。今回は、宮城県登米市へ4月17日から4月21日までと5月11日から5月15までの2回にわたりそれぞれ7人ずつ派遣されます。
今回派遣された職員は成田忠雄消防司令を隊長に7人で、消火隊と後方支援隊として4月17日から4月21日の日程で、登米市を拠点にし、南三陸町の志津川地区、歌津地区、入谷地区で消火活動などの支援を行いました。
報告を受けて、津谷市長は「皆さんが消火隊と後方支援隊という任務をこなしていただいたことにより県の消防隊の方々も被災地の対策に十分頑張ることができたと思います。これも皆さんの頑張りがあればと思います。5月11日には2次隊も派遣されますが、皆さんの貴重な経験を伝えていただければ」などと労をねぎらいました。
職員からは、現地の状況を写真などで説明しながら、「期間中は1件の山林火災があり、地元の本隊や消防団などと消火活動を行った。救急隊として14件の出動があった。地元の消防署では27人のうち10人が犠牲になられ17人が2交代で行っている。大した支援もできなかったが地元の消防署との交流により少しでも支援になったのではないかと思います。貴重な経験になりました」などと報告がありました。
※北秋田市ではこれまでに消防職員のほか、4月5日から4月10日まで岩手県釜石市に保健師1人、避難所の運営などを支援するため、岩手県山田町に一般職2人を派遣しています。派遣予定は3月31日から4月30日まで。3泊4日のローテーションによる10班編成で、20人を派遣します。