2011年04月28日
コンテンツ番号3835
親しまれる人生を送るため学び合おう
(2010.4.28)
高齢者の生涯学習講座「合川ことぶき大学」(関源一学長)の入学式及び学習会が4月28日(木)、合川農村環境改善センターで開かれ、大学生たちの学習活動がスタートしました。
北秋田市では、各地区で「高鷹大学」「森吉大学」「阿仁生き活き大学」などの名称で高齢者を対象とした通年の生涯学習講座が設けられ、多くの市民が趣味や世代間交流、研修旅行、健康講座などで学び活動しています。
合川ことぶき大学は、昭和52年に大学が創立。生涯学習の観点から、学ぶことの喜びを通し生きがいを見い出し、新しい時代に対応でき、親しまれる人生を送るため学びあう場として市教育委員会が開設しているものです。「第18期生」となる今年度は新入生10名を含む63名が、この合川ことぶき大学に入学しました。
入学式で関学長は「健康に留意され、はつらつとした学習活動をしてほしい。推薦入学を進めて学生を増やしていきたい。元気に熱い思いで皆さんとともに一年間頑張りたい」などとあいさつしました。
来賓を代表して三澤教育長は「3月11日の震災では、幸いにも当市では甚大な被害はありませんでしたが、今でも被災地では復旧作業が続いています。私達は目に見えた支援でなくても節電等を心掛け、一日一日を大事にしっかりと生きていく事が支援に繋がります。我々も明日どうなるか分かりません。今日一日が明るく充実したものになるよう頑張っていきましょう」と祝辞を述べました。
新入生を代表して沢藤茂子氏が「学友の皆さんと共に学び合える喜びと新しい挑戦に向けて、まず健康管理に努め、研鑽を図ってまいります。地域行事や活動への参画を通して、学びの成果を伝えることを目標とし、学ぶ喜びと仲間作りに努めることを誓います」と新入生決意のことばを述べました。
始業式終了後には、学習会が行われ、辻田与五郎氏(横手市雄物川町)を講師に招き、「笑いと健康」と題した講話を聴き、学習しました。
講師の辻田氏は、農業を営む傍ら、今まで全国29都道府県2,700回以上の講演を行っており、その経験談や漫談など、ユーモアのある話で会場を沸かせました。講話の中で「私達の体には常にガン細胞等になり易い、悪い細胞が作られています。その細胞に対抗するのがナチュナルキラーという細胞で、その細胞は『笑うこと』、『ニンニクを食べること』により細胞が増えることが、医学的にも証明されています。毎日笑って、ニンニクを食べて、健康に生きていきましょう。また、人の人生はその人がいつも言っている通りになります。お金が無いと言っているとお金が無くなります。何かをしたいとずっと思っていれば、必ずその夢は必ず叶います。つまり、否定的な考えには否定的な結果しか返ってきませんし、肯定的な考え方には必ず良い結果が返ってきます。皆さんも毎日、夢を持って生きて下さい。そして、自分の周りに否定的な事を言う人がいたら、良い方に向けるよう話して下さい。そうすれば周りの人や地域が今までよりも、もっと明るくなると思います。そして、笑いが増えれば健康にもなります。皆さん一緒に頑張りましょう。」等と話しました。
この後、学生会も行われ、今年の学習計画として花いっぱい運動(6月)、自然観察会(7月)、移動研修(9月)、健康づくり(10月)、学習会(1月)、高齢者大学合同講座(2月)、修了式(3月)など多彩な学習を展開することが確認されました。