2011年04月28日
コンテンツ番号3833
被災地の復興を願い労働者の祭典
(2011.4.28)
労働者の祭典メーデーの集会が4月28日(木)、市内の会場で始まり、参加した企業や自治体の労働者が、平和や働く者の権利を強く訴えました。
メーデーは1886年(明治19年)5月1日、アメリカ各地で8時間労働制を求め35万人の労働者がストライキに立ち上がったことが起源。1890年5月1日には、アメリカの労働者のたたかいにヨーロッパが応え、世界的な労働者の祭典としてのメーデーが誕生しました。日本でも今年で82回目を迎えます。
市内では、4月28日に市交流センターを会場として「第82回メーデー連合北秋田地区集会(佐藤孝一実行委員長)」と、5月1日に米代児童公園を会場として「第82回メーデー北秋田集会(佐藤章雄実行委員長)」の2つの集会が行われる予定です。
このうち、「第82回メーデー連合北秋田地区集会」には、北秋田市役所職員労働組合、秋田県職員労働組合北秋田支部、全林野労働組合など11組合から約130人が各組合の団旗を手に集結しました。
会場では、3月11日に発生した東日本大震災への震災救援カンパが行われ、設置された募金箱に多くの参加者が善意を入れていました。
集会では、はじめに東日本大震災の被害者に対し参加者全員で黙とうを捧げたあと、佐藤孝一実行委員長が「今回の大震災では、国や自治体の防災行政という国家的危機管理の問題や、原子力発電の安全神話の崩壊、更には、原子力発電からのエネルギー政策の転換などが求められるなど、様々な問題が浮き彫りになりました。私たち労働者にとっては、この震災により生産活動の停止などによる雇用の悪化、更には中小企業の倒産等、地域経済が崩壊する問題を抱え、労働者と国民生活への影響も非常に大きい。その被害は、被災地や東北のみならず、国内、更には世界へも多大なる影響を与えている。未曽有の大災害で精神的にも辛いと思いますが、今回のメーデーは、私たち労働者が元気になって新しい社会を創っていく第一歩の集会と位置づけ、皆さんでこの難局を乗り越えていきましょう」なとどあいさつ。
来賓祝辞の後、各労働組合の決意表明、スローガン採択、メーデー宣言を採択したあと、参加者全員による「団結ガンバロー」を三唱して気勢を上げ、平和や働く者の権利を強くアピールしました。