2011年03月02日
コンテンツ番号3826
秋田県ウィンターフォーラムで澤藤匠さんが優秀賞受賞
平成22年度秋田県ウィンターフォーラムの意見部門発表で優秀賞を受賞した農家の澤藤匠さん(24歳・美栄)が3月2日、市役所森吉庁舎を訪れ、津谷憲司産業部長に受賞を報告しました。
受賞報告に訪れたのは、澤藤さんと同じく農家の近藤裕太さん(25歳・李岱)の2人。
2月3日と4日に県庁第2庁舎で開かれた同フォーラムは、県内で意欲的に農業に取り組んでいる若手農業者が一同に会し、日頃の営農活動や農業経営への取組みの成果を意見発表したり、情報交換や交流したりすることを通じて、経営者としての質の向上や、若手農業者間のネットワーク形成を推進させるために開催されています。
同フォーラムで澤藤さんは、「我が家の新規作物"モモ"にかける新たな挑戦」というタイトルで、今まで自身が取り組んできたモモの栽培や、販路開拓に向けた熱い思いを発表したのが評価され、優秀賞を受賞しました。
澤藤さんが行ってきた取り組みは、若手農業者らしく、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用した販路開拓等、今後安定した農業経営を行っていくうえで参考になる手法のひとつで、新たな農業の担い手確保につながる2次的な効果も期待されます。
受賞の報告を受けた津谷部長は「高齢化が進み、若手農業者の確保が重要度を増す中で、澤藤さんをはじめ、意欲的に営農されている方が今回のような賞を受けることは、今後の北秋田市農業の担い手確保という点からも非常に励みになる。これからも、更なるご活躍を期待します」と激励の言葉を述べました。
澤藤さんは今回の受賞を受け、今秋に岩手県で開催される東北農村青年会議に秋田県代表として出場し、意見発表をする予定です。
また、報告に訪れた澤藤さんと近藤さんは、若手農業者の育成や向上を図るための各種取り組みなどを行っている、北秋田地域農業近代化ゼミナール(会員数14人、うち北秋田市8人)に所属しています。近年は農業者の高齢化や後継者不足という状況もあり、農業の担い手確保が急がれている中、澤藤さんや近藤さんをはじめ、同ゼミナールの取り組みが期待されてます。
(2011.3.2)