2011年03月08日
コンテンツ番号3816
第17期生が2カ年の就学を終え卒業
合川ことぶき大学(関源一学長、在学者60人)の第17期生卒業式が3月8日(木)、合川農村環境改善センターで行われ、卒業証書並びに賞状が授与されました。
北秋田市では、各地区で「高鷹大学」「森吉大学」「阿仁生き活き大学」などの名称で高齢者を対象とした通年の生涯学習講座が設けられ、多くの市民が趣味や世代間交流、研修旅行、健康講座などで学び活動しています。
合川ことぶき大学は、昭和52年に大学が創立。生涯学習の観点から、学ぶことの喜びを通し生きがいを見い出し、新しい時代に対応でき、親しまれる人生を送るため学びあう場として市教育委員会が開設しているもので、今期(1期=2年)が17期目のとなり、60人の皆さんが健康で2年間の学習を終えました。
今回の卒業式では、2カ年就学された15人に卒業証書、4カ年の5人に学士号、6カ年の5人に博士号、8カ年の10人に大司号、10カ年の9人に博大号、10カ年以上の16人に名誉博大号が贈られました。また、精勤賞(欠席1回)に3人、健康賞(75歳以上で欠席3回まで)6人、特別賞(80歳以上で欠席3回まで)3人が表彰されました。
式典では、君が代斉唱のあと、関学長より卒業証書並びの賞状等がそれぞれ代表者に授与されました。
このあと、関学長が「1期2年は、若い方々の4年に匹敵する期間ではないかと思います。体調の面が一番心配されるわけですが皆さんに出席していただき卒業式ができることは喜ばしいことです。当大学は高齢者の生涯学習の場として34年間の輝かしい歴史を引き継いでいる。健康で学び続ける喜びの発見と仲間作りをモットーとして学生会を主体に多彩な学習活動の成果を上げてきました。これまでの学習の成果の英知と仲間たちのつながりを地域の活動に活かし、地域のささえ、力となって頑張っていただきたい」などと式辞を述べました。
続いて、藤島一夫合川窓口センター長が来賓として「学びを楽しみ自分なりの楽しみを見つけることは自分の人生をさらに輝かせることになり、勉強することが楽しいことだと思えたら、その人の一生の宝物になると思います。宝物をことぶき大学でたくさんの仲間と見つけ、宝物を力に替え、よりいっそう人生を輝いたものにしていただければと願っています」などと祝辞を述べました。
卒業生を代表して高橋文蔵さんが「入学して2年間、学長並びに先輩方の指導のもとみんなで汗を流した花壇コンクール、移動研修、自然観察など学び合い交流を深めることができました。今後もまた皆さんとともに学びながら歩んでいきたいと思います」などと謝辞を述べました。
式典のあと、22年度最後の学習会が開催されました。学習会は合川西小学校長の三浦栄一さんが講師を務め、「笑顔はみんなの宝物」と題して講話をいただきました。三浦さんは平成22年4月から合川西小学校の校長を務めるほかポップスデュオ「ダックスムーン」のボーカルとして地域のふるさとおこしライブやボランティアライブなど音楽活動でも積極的に活動を展開されています。三浦さんは歌を交えながら、笑うと脳を刺激するなどとユニークな話で会場を楽しませてくれました。また、「いろんな機会に皆さんに足を運んでもらって子どもたちを励ましてほしい、みんなの力になってほしい」と学校活動への協力を呼びかけました。
(2011.3.8)