2011年03月16日
コンテンツ番号9410
想い出を胸に学び舎巣立つ
市立鷹巣小学校(中嶋俊彦校長、児童数316人)の卒業式が3月16日(水)、同校体育館で行われ、在校生や保護者らが見守るなか、小学校生活の思い出と未来への希望を胸に母校を巣立ちました。
開式前には、東北地方太平洋沖地震で犠牲になった皆さんの御霊に対して、参加者全員で黙とうをささげました。
式典では国歌、校歌斉唱のあと、中嶋校長が72人の卒業生一人ひとりに、お祝いの言葉をかけながら卒業証書を手渡しました。
中嶋校長は 「皆さんには『胸を張って自分探しの旅に出発しよう』という言葉を贈ります。自分らしさを冒険する旅、色々なことに大胆に積極的にチャレンジしてほしい。一歩前へ踏み出す勇気です。その中から自分にあったものを見つけて、自分の将来へのかまえをしっかりと築いてほしい。これからの中学校生活は、大人になってから、かけがえのない3年間になると思います。そして様々な困難があることでしょう。そんなときは、この学校であった楽しい思い出や頑張ったことを思い出してください。鷹巣小学校で学んだ6年間の思い出を糧にし、感謝の気持ちを忘れず心と身体を鍛える3年間であってほしい。皆さんには無限の可能性を秘めた前途洋々たる未来が待っています。一人ひとりが輝く素晴らしい未来であってほしいと心から願っています」」と式辞を述べました。
続いて、藤原高司・市教育委員、津谷市長、岩谷哲・PTA会長が祝辞を述べました。このうち、津谷市長は「卒業生の皆さん、中学校の真新しい制服に身を包んだ、晴れ姿が輝いていてとても眩しく見えます。新たな第一歩を踏み出す皆さんを心よりお祝いします。皆さんが、晴れの卒業式を迎えることができたのは、家族やたくさんの先生方のおかげです。卒業にあたり、皆さんがお世話になった方々に対して、感謝の心を持ちましょう。中学校に行っても、これからの出会いを大切にして、勉強や部活動など何事にも積極的に取り組む中学生になってほしい。自分らしさをどんどん出して、失敗や困難を恐れず、新たしい世界に思いっきりチャレンジしてほしいと願っています」などと祝辞を述べました。
続いて、全校生徒が、呼びかけ『巣立ちの日』で互いの思いを伝え合いました。呼びかけとは、思い出や感謝の気持ちを込めた短い言葉をみんなで分担しコールするセレモニー。卒業式の感動を全校児童が共有できることから、多くの小学校で呼びかけが行なわれています。
はじめに卒業生が6年間の小学校生活を振り返ったあと「鷹巣小学校の未来を、在校生の皆さんに託します」と呼びかけ、在校生が「6年生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんと過ごした楽しい思い出を忘れずに、鷹巣小学校の伝統をしっかり受け継ぎます」と力強く応えました。
このあと、在校生や家族らの大きな祝福の拍手のなか、卒業生が恩師や家族、地域の人たちへの感謝の気持ちを胸に、思い出の詰まった学び舎を巣立ちました。
市立小学校15校の卒業式は、3月13日から17日に行なわれ、卒業者数は304人です。
(2011.3.16)