2011年03月29日
コンテンツ番号3803
少しでもお礼の心を届けたい
27年前の日本海中部地震で津波により犠牲になられた遺族の方々が3月29日(火)、市役所を訪れ、東北地方太平洋沖地震の被災者支援のため義援金を津谷市長に手渡しました。
昭和58年5月26日、日本海中部地震が発生し、旧合川町の合川南小学校の4年生と5年生、教員らが遠足先の男鹿市加茂青砂の海岸で地震による津波にのまれ、4年生8人と5年生5人の13人が尊い命を亡くしています。
この日、訪れたのは、同遺族を代表して土濃塚謙一郎さん(67歳)=北秋田市芹沢=と三浦新吉さん(68歳)=北秋田市三木田=。日本海中部地震津波殉難で日本中の多くの皆様からいただいた温かいご援助に対し、少しでもお礼の心を届けたいと遺族7人が、東北地方太平洋沖地震の被災者支援のため義援金を募り、70,000円を津谷市長に贈呈しました。
贈呈にあたり、津谷市長は「27年前、日本海中部地震で、小学校の遠足で津波にあったご遺族のみなさんが、当時のことを今でも忘れず、今回の震災を自分がたのことのように心配されお見舞いをいただき心から感謝します。当時、日本国内外から合川南小学校に温かい励ましの善意が届けられました。津波の恐ろしさを知っているみなさんが、気持ちを一つにして届けていただく温かい気持ちに感謝します」などとお礼を述べました。
土濃塚さんと三浦さんは「もう28年にもなるが、当時を思い出すと津波の恐ろしさや気持ちがわかるが今後が大変だ。当時を振り返ると人とのコミュニケーションが大事」などと当時を思い出しながら話されました。
また、市内の避難所に避難している方々に使ってほしいと採れたてのほうれん草10キロを贈呈しました。
(2011.3.29)