2011年02月01日
コンテンツ番号3795
黒留袖に丸髷姿で厄払い
市内各地区の神社で2月1日、恒例の厄払い行事が行われ、この一年の厄年を無事に乗り切ることができるよう、宮司からお祓いを受け、神前に玉串を捧げ厄除けを祈願しました。
女性は数え年19歳と33歳、男性は25歳と42歳、また地域によっては男女62歳を厄年といい、特に女性の33歳と男性の42歳、62歳を大厄と呼び、社寺でお払いを受ける習慣があります。
今年大厄に当たるのは、女性の33歳が昭和54年生まれ(55年早生まれを含む)、男性の42歳が同45年生まれ(46年早生まれを含む)、62歳が同25年生まれ(26年早生まれを含む)の方たちです。厄払いは旧正月の行事として江戸時代あたりから行われるようになったもので、北秋田地方では、現在は新暦の2月1日に行うのが多いようです。
このうち、鷹巣神社で行なわれた33歳厄払い祈願式では、38人が出席し厄除けを祈願しました。同神社では黒留袖に丸髷(まげ)姿で参加する女性が多いことから、伝統的なスタイルでお参りする女性たちを写真に収めようと、市内外からアマチュアカメラマンが大勢訪れるのも毎年の風景となっています。
鷹巣神社での祈祷を済ませた女性たちは、通称「女の神様」として知られる元町の三吉神社にもお参り。この後女性たちは、中心商店街のにぎわいづくりに一役買おうと、そのままの正装姿で鷹巣駅前の目抜き通りを行進し、商店や道行く人たちから注目を浴びていました。
33歳の厄払い祈願で宮司からお払いを受ける女性たち
お払いを済ませた後、鷹ノ巣駅まで商店街を行進し、あで姿を披露
また、森吉地区では33歳の女性、42歳、62歳の男性が参加しての合同祈願祭が行われ、厄除けと互いの多幸、長寿を祈りました。このうち、米内沢神社では米寿の88歳を迎えた人たちを含めた46人が正装で参集。宮司のお祓いを受けながら1年間の厄除けと長寿を祈願しました。
このあと、森吉コミュニティセンターで祝宴が行われ、厄年をともにした世代間の交流を楽しんでいました。
88歳6人、62歳24人、42歳8人、33歳8人が参加した合同祈願祭(米内沢神社)
(2011.2.1)