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平成23年2月市長定例記者会見

2011年02月25日

コンテンツ番号3767

平成23年度予算案は207億4920万7千円

3月議会を前に市長が記者会見(2月25日、市役所)

津谷市長の定例記者会見が2月25日(金)、市役所で開かれ、3月4日から始まる3月定例議会に上程する条例案や平成23年度当初予算案の概要などについて説明しました。

会見で津谷市長は、平成23年北秋田市議会第1回、第2回臨時会について、議決された副市長の2名制や米内沢病院の診療所化、森吉山阿仁スキー場を市営スキー場にする条例改正などを上げ「市民病院に療養病床が設置されることに伴い、米内沢病院の療養病床から市民病院へ転院される方々につきましては、安心して転院できるよう努めたいと考えています。 二人目の副市長として虻川広見氏には、産業振興や指定管理者制度のあり方など特命事項について、その手腕を大いに発揮してもらえるよう期待しています」などと述べました。

3月4日に招集した3月定例議会については、合川高校の廃止、市立米内沢診療所設置などに伴う一部改正、合川南小学校と合川西小学校を廃止し、合川小学校を設置するための条例案などの条例案18件、予算については特別会計への繰入案件も含めて補正予算案14件、新年度当初予算案27件、指定管理者の指定等単行議案5件の計64件を上程したいと説明。

新年度当初予算の一般会計の概要は、予算規模として207億4920万7千円(22年度当初予算より13億1666万1千円、率にして6.8%の増)で、主な事業としては、新規事業で米内沢病院の精算費用12億6,940万3千円、 地域医療再生事業6,124万4千円 、秋田内陸線利用高校生定期券補助金3,890万円、22年産米の減収対策として主食用米緊急対策事業費補助金3,512万円など、継続事業で住宅リフォーム緊急支援事業補助金4,500万円をはじめ、光ファイバー通信網運用管理費2,158万9千円、緊急雇用創出事業1億6,499万6千円、米内沢小学校建設事業1億9,079万4千円などを計上していると説明しました。

次に、台湾からの観光客誘致と大館能代空港へのチャーター便継続を目指して、3月23日から25日まで台湾を訪問することについて「この機会に大館能代空港の利用促進はもとより、森吉山の四季やスキー場、樹氷、そして秋田内陸線、更には世界一の綴子大太鼓など北秋田市の魅力を大いにアピールしながら、一人でも多くの方々に北秋田市に来ていただけるようPRするとともに、当市の特産品など物産の売り込みにも力を入れたい」と台湾トップセールスについて述べました。

また、3月末から4月の始めにかけては転出、転入の方々が多くなり、手続きが必要でも忙しくて会社を休むことができなかったり、通常の勤務時間内には間に合わないという方々のために、本庁舎のみですが、3月19日から4月3日までの土曜日と日曜日(3月21日の祝日は除く)に臨時窓口を開設することにしていると報告しました。(時間は、平日と同様の午前8時30分から午後5時15分まで。総合窓口課をはじめ、生活課、高齢福祉課など転出、転入に伴う各種届出が必要な部署を開設しますが、学校の異動や市営住宅からの転居など、当日取り扱いできない場合もありますので、事前に担当課に確認ください)  

その他では、一部に報道されているマタギの里観光開発(株)における一連の対応について、全従業員に対しての解雇予告通知の撤回を要請し、昨日撤回になったことと、今後の従業員対策に遺漏なきよう指導するとともに経営改善への努力を要請したことを報告しました。

主な質疑応答

当初予算はどのような基本方針で。

新年度に臨む姿勢として、副市長を二人設置したこともあり、これまで種を蒔いてきたので、北秋田市をイメージアップする新年としたい。トップセールスにより物だけでなく情報など県内外のみならず外国を含め北秋田市を売り込んでいきたい。

イメージアップの予算は。当初予算6.8%増の大きな要因は。新規の中でこれはという事業は。

予算的には、企業誘致関係や通常の予算関係でやっていきたい。要因は米内沢病院の精算や地域医療の再生事業、光ファイバー、緊急雇用、内陸線に対する助成や学校の建築事業など。新規の中では、統合高校に通う子供がたの内陸線の補助や主食用の米の種子の買付の補助、継続でいうと住宅リフォームなど。

行財政改革については。

定員適正化計画など、市の行革大綱に沿って行ってきており、予定を上回るペースで人員削減が進んでいる。削減すればいいということでなく適材適所を含めたローリングも必要。

台湾のトップセールスについて、次のチャーター便に思い描いていることは。

せっかくの機会なので北秋田の観光ルートや北秋田の産業をPRしたい。大館能代空港を使って、ただ通過させるだけでなく、この地域に足を運んでもらうなどコースを含め探ってみたい。

マタギの里で力になれることは。

経営努力もそうだが、副市長にも指定管理のあり方、経営のあり方についてアドバイスをさせたい。

台湾以外のトップセールスは。

海外だけでなく、この地域にある生鮮食品など、どのような物が都会で売れるかを含め、アンテナショップに北秋田の物を出させてもらったりするところや、企業誘致できている会社などに顔を出させてもらってセールスをしていきたい。

(2011.2.25)

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