2011年02月26日
コンテンツ番号3766
平成22年度の入賞者を表彰
平成22年度北秋田市読書感想文・読書感想画コンクールの表彰式が2月26日(土)、市文化会館で行われ、特選、入選、佳作の各受賞者が表彰を受けました。
コンクールは、読書を通じ、豊かな人間性を育むことを目的として開催されているもので、今年度の読書感想文部門には小学校・中学校・高校・一般から149点の応募があり、特選8点、入選16点、佳作31点が選ばれました。
また、読書感想画部門には幼稚園・保育園及び小学校1・2年生から441点の応募があり、特選6点、入選18点、佳作36点が選ばれました。
表彰式では、はじめに三澤教育長が、「昨今の子どもたちは、勉強もそうですが部活動、いろんな習い事などたくさんやることがあり、なかなか本を読んで感想文・感想画に書くということが容易でなくなっているが積極的に応募してくれました。これからの教育で求められることは、子どもたちの表現力、表現活動です。書くこと、話すことが将来大事になってくると思いますので、本を読みたくさんのことを覚え、十分鍛えてほしい。」などと主催を代表してあいさつ。
この後、小学校3年生から高校・一般までを対象とした読書感想文、幼保、小学校1・2年生を対象とした読書感想画のそれぞれの部門ごとに入賞者がステージに上がり、三澤教育長から表彰状を受け取りました。
続いて、審査結果の講評が行われ、感想文部門では、亀山恵子審査員長(元森吉中学校長)が、学年ごとに▽3年生にふさわしい本を選んでいる。読んでどう感じたのか、活かして行くのかをわかりやすく伝えている(3年生)▽自分なりのことばの使い方で文章が変わってくるので頑張ってほしい(4年生)▽文章を書く力、表現力が確実についている。テーマをつかむ力もついている(5年生)▽環境問題などいろいろな内容について自分の考えを述べているのが素晴らしい(6年生)▽よい作品を書くにはよい本と出会うことが大切。じっくり考えていると字も丁寧(中学生)などと評価しました。また、「体験したことがない内容を読んだときに、主人公が体験してくれているというとらえ方をして前向きに読書することが読書の楽しみであるのでは」などと、アドバイスを送りました。
また感想画部門では、和田克郎審査員長(元扇田小学校長)が、絵を描くコツとして「自分にしかないオリジナルな絵を作ること。友達と違うような表現をしてみることで、自分の頭の中に浮かべたイメージに何か新しいことを一つ一つプラスしてみること。そうするきっと素敵な自分にしかないオリジナルな作品ができます」と話し、特選を受賞した作品を投影機で上映しながら解説しました。このうち「オオカミが やってきた」を題材に描いた鷹巣中央保育園の三澤由飛さんの作品「みんながちからをあわせると ひつじだって つよいぞ」には、「画面の中央にオオカミを大きく描いて、オオカミのポーズと手足の爪など上手に表しています。周りのたくさんの羊たちも生き生きと描かれています。ベージュ色の画用紙とオオカミの灰色の対比がとても素晴らしい」と、講評しました。
この後、感想文コンクール小学校の部特選の堀内俊哉さん(綴子小3年)と小坂悠理さん(鷹巣東小6年)の2人が受賞作品を朗読、読書で得た感動をしっかりした声で会場のみなさんに伝えました。
最後に、図書館ボランティア「たまてばこ」のみなさんが絵本の朗読を披露しました。
(2011.2.26)