2011年01月01日
コンテンツ番号3759
平成23年 津谷市長新年ごあいさつ
あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて昨年を振り返りますと、2月に行われたバンクーバーオリンピックで、日本中を興奮させてくれた高橋大斗選手、小林範仁選手、湊祐介選手そして鈴木芙由子選手の4名の市出身選手の活躍に始まり、4月の北秋田市民病院開院、8月には大相撲北秋田場所での豪風関の凱旋や10月の秋田大学北秋田分校の開設、そして71万人をこえる来場者をお迎えした第133回秋田県種苗交換会の開催など北秋田市誕生5年目にふさわしい、たくさんの明るい出来事がございました。
また、昨年12月4日の東北新幹線新青森駅開業により、隣の青森県のみならず当市も含む北東北全体の盛り上がりが期待されているところであります。残念ながら、大館能代空港大阪便廃止の影響が心配されますが、1月と2月には台湾とのチャーター便が就航することとなりましたので、これを新たなチャンスとして、東京便のより一層の利用促進を図りながら、JR線と秋田内陸線そして大館能代空港が接続する観光の拠点として、森吉山を中心とした自然豊かな観光資源の発信に全力で取り組みたいと考えております。
そして、4月には鷹巣農林、鷹巣、米内沢、合川の市内4高校が統合した「秋田北鷹高等学校」がいよいよ開校となり、定員数270名の県北で最大規模の高校が当市に誕生することとなります。また、昨年開設された秋田大学北秋田分校でも、市内全体をキャンパスにした学生による調査活動なども行われます。このような新たな若い活力に大いに期待しながら、市街地を中心とするより一層の賑わい創出に向けて取り組んでまいります。
医療体制については、昨年、北秋田市医療整備基本構想を現状に即した形に見直したところですが、市民病院には医師不足や交通アクセス等の問題が残っておりますし、公立米内沢病院については、運営する北秋田市上小阿仁村病院組合が3月に解散することから、4月からは市立米内沢診療所としての開設となります。本年も、市民全員が安心して暮らせる医療体制の構築に、さらに力を入れて取り組んでまいります。
その他、解決すべき課題も残っておりますが、問題を先送りにせず、市民の皆様をはじめ関係者のご理解とご協力を頂きながらひとつずつ乗り越え、市全体に活力を取り戻せるような施策の実現に邁進してまいります。
本年も皆様にとって健康で素晴らしい年になりますようにご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
平成23年元旦
北秋田市長 津谷永光
(2011.1.1)