2011年01月02日
コンテンツ番号3757
今年1年の安全と地域発展を祈願
新春恒例の「大太鼓叩き初め」が1月2日(日)、大太鼓の館で行われ、4張りの綴子大太鼓が帰省客など大勢の見学者が見守る中で、今年1年の安全と地域発展を願い大音響をとどろかせました。
大太鼓叩き初めは、大太鼓の館と物産館への誘客、施設での無事故や市の発展などを祈願するため毎年1月2日に行われているものです。
この日は、綴子上町・下町の大太鼓保存会、市、市議会、観光・物産関係者が出席、また一般関係者も含めおよそ150人がセレモニーを見守りました。
始めに神事が執り行われ、4張りの大太鼓の前に設けられた祭壇に津谷市長ほか参列者がそれぞれ玉ぐしを奉天し、今年の安全と地域発展などを祈願しました。
続いて、津谷市長が「この大太鼓が、上町と下町一緒に演奏されることは、北秋田市で年2回しかない。今日一般の方々もたくさんきていただきましたが大変貴重な機会であります。どうかこの大太鼓を充分楽しんでいただければありがたい。景気もぱっとしないわけでありますが新しい年がこの大太鼓の響きによって輝かしい年でありますよう、皆様に取りまして健康で、ご多幸な年でありますよう御祈念いたします」などと新年のあいさつを述べました。
続いて、綴子大太鼓保存会を代表して上町大太鼓保存会の高橋忠俊会長が「700年を越える歴史があり、毎年太鼓を打つことで護国豊穣、家内安全を願っているが、昨年は春の低温と夏の猛暑で豊作には遠い年になってしまった。今年の大太鼓は、去年の減収分を取り戻して、さらなる豊作を願い、景気が回復しみなさんの生活が上向きになるように願いを込めて大太鼓を打ちたいと思います」などと述べました。
また、大太鼓の館指定管理者である桜場倫鷹巣観光物産開発株式会社代表取締役社長が「当社はこの館と世界的大太鼓を扱っているが、第1に事故のないように管理している。これからも館と太鼓を守っていきたい」など述べました。
このあと、上町・下町大太鼓の保存会にみなさんによる叩き初めが行われました。上町大太鼓保存会が「朝日山」と「輪打ち」、下町保存会が「ぶっこみ」と「流し」を演奏。そして両保存会による4張り合同の「街道下り」が打ち鳴らされ、大きな響き渡る大太鼓の音に来館者のみなさんは驚いていました。叩き初めのあと、来館者のみなさんはさっそく、実際に大太鼓をたたいたり、記念撮影をしながら楽しんでいました。
(2011.1.2)