2011年01月04日
コンテンツ番号3755
災害による死者ゼロは共通の思い
平成23年北秋田市消防出初式が1月4日、合川地区で開催され、消防団員や婦人消防隊ら615人が市役所合川庁舎から合川体育館までを行進しました。
この日は穏やかな天候に恵まれ、鷹巣、合川、森吉、阿仁の4支団計27分団が一糸乱れぬ行進をし、隊列の後には市・各分団の消防車両も加わり士気の高い団結した姿を披露しました。
隊列は、合川駅前で津谷永光市長、鈴木由太郎団長、藤島孝雄消防長の観閲を受け、沿道で見守る市民に無火災と市民の生命・財産を守る意気込みを示しました。
行進終了後、合川体育館で行われた式典では、津谷市長が「新しい年の幕開けにあたり、市の安全と発展のため活躍される皆さんと共に、災害のない地域づくりに努めていく覚悟。団員数の減少など皆さんを取り巻く環境は厳しいが、今後とも自己錬磨に励まれ、消防組織の活性化と機動力向上を図り、社会環境の変化に則した消防力の強化に期待します」などと式辞。
続いて、鈴木消防団長が「昨年、北秋田市の火災件数は18件、火災による死者は1人で、尊い命が失われています。年頭に願うことは災害による死者ゼロです。このことは防災に携わる方共通の思いと確信しています。今年もこの思いを胸に刻み、市民の安全安心を守るべく、北秋田市消防団員一丸となって防災に当たることを約束し、災害の少ない年であることを願います」などと訓示。
この後、功労表彰が行われ、秋田県知事表彰(有功章10人、40年勤続章2人、35年勤続章3人、30年勤続章7人、25年勤続章16人、20年勤続章19人)、秋田県消防協会表彰(10年勤続章36人)、秋田県消防協会大館北秋田支部表彰(5カ年無火災分団表彰1分団)、北秋田市長表彰(精勤章19人)がそれぞれ団員に授与され、受賞者を代表して鷹巣第6分団の加賀昇団長が謝辞を述べました。
また、県消防協会大館北秋田支部主催の防火作文の表彰が行われ、最優秀賞を受賞した田崎美花子さん(森吉中3年)、優秀賞を受賞した伊藤典子さん(同)に賞状が伝達されました。
終わりに、団員一丸となって市民の安全安心を守ることを誓い、消防職員OB会の武田冨士雄会長の万歳三唱で出初式を締めくくりました。
各表彰者
合川庁舎から合川体育館までを、威風堂々の隊列行進を展開する消防団員
(2011.1.4)