2011年01月13日
コンテンツ番号3744
景気回復と夢をもった事業を
北秋田市商工会女性部(和田テヱ子部長)主催の2011年新春交流会が1月13日(木)、市中央公民館で開催され、地区商工会員、各団体長など約400人が出席して新年を祝いました。
新春交流会は旧商工会単位で開催されており鷹巣地区では34回目となりますが、昨年から市内一本化しての開催となり2回目となります。
はじめに碇谷社中のみなさんによる「越天楽変奏曲(えてんらく変奏曲)」の祝謡が披露され交流会が始まりました。
主催者あいさつで和田部長は「昨年は近年にない猛暑で米をはじめ農作物の作柄が不良で厳しい収穫の秋となった。地域経済は農業の作柄に大きく影響されるので今年こそは天候に恵まれ豊作でありますよう願っています。私たちを取り巻く経済環境は業種によって差はあるが全般的な経済のデフレ状況が改善されていない中にあって中小零細企業にとっていぜんとして厳しい経営環境が続いている。昨年は経済雇用対策の一環として、住宅リフォームの緊急支援事業を実施しており、この事業が地域経済へ波及効果となるよう、地域経済の起爆剤になってほしい。新年を迎え、景気が力強く回復し将来へ希望の持てる年になってもらいたい。商工会女性部は昨年に引き続きエコ活動をはじめとする地域貢献活動や地域の元気を創造すべく女性部ならではの活動に取り組んでいきたい」などと新年のあいさつをしました。
来賓として出席した津谷市長は、あいさつで昨年の種苗交換会に触れながら「元気を出してもらえるような、北秋田市をPRできるような事業を行いながら地域の方々に喜んでもらい、地域の商工業者が少しでも潤ってもらえるような施策に取り組んでいきたい」と述べました。また市民病院やゴンドラ、内陸線などについては「課題はいっぱいあるが一つ一つ解決しながら前向きに進んでいきたい」とし、秋田大学北秋田分校や秋田北鷹高校の開校で「若い方々が北秋田市に訪れていただきながら活力を商工業者のみなさんにもプラスになるような施策を展開したい」と述べました。また、「宝のある、素材のいっぱいある北秋田市です。一つ一つ磨き上げながら平成23年は一歩でも二歩でも前進できる年にしたい」などと抱負を述べました。
続いて伊藤公夫(まさお)北秋田市商工会長があいさつで、「若者には夢がある。みなさんにも夢があり夢を叶えるために一生懸命がんばった。われわれは若い人たちに夢を与えるような国づくり、地域づくりを果たしてしているのだろうか、夢を叶えさせるようなバックアップをしているのだろうかということを少し考えさせていただいた。この地域、北秋田をなんとか元気にするためには、ついこの間までもっていた夢を思い出していただき少しでも若返って、子供達が自分の夢に向かって目を輝かせるような地域づくりをしていきたい」などと述べました。
このあと、祝宴では商工会女性部有志による「華の幻想」の祝舞が披露され、川原幸徳北秋田地域振興局長の音頭で乾杯。出席者は互いにあいさつを交わしながら景気の見通しなどを話題に交流を深めていました。
(2011.1.13)