2011年01月14日
コンテンツ番号3743
今年の米生産数量の配分を協議
北秋田市米政策推進協議会(会長:津谷市長)が1月14日(金)、市役所大会議室で行われ、市の平成23年度米生産目標数量の配分方針などを協議しました。
市米生産目標数量は、国から示される今年の都道府県別の米需要量に関する情報から、県が県米政策推進協議会における検討を踏まえたうえで、市町村別の需要量と面積換算値を算定し、市町村に通知します。これにより各市町村における今年の米生産数量目標と数量の面積換算値が決まります。
北秋田市の平成23年産米生産数量目標は、1万7638トン(前年より926トン減)。数量の換算面積は3266.3ヘクタール(前年より164.7ヘクタール減)となっています。
開会にあたり、津谷会長は「昨年は、米価の下落や国のTPPへ参加の検討が表明されるなど、農業を取り巻く環境は不安定な状況となっている。しかし、市にとって基幹産業である、農業の振興なくして地域全体の活性化を図ることはできない。今年は、これまで以上に農業振興、地域振興のために市の外にトップセールスで情報発信し、市民の方々が潤えるような農業づくり目指したい。市の生産数量目標が毎年減少している厳しい状況ではあるが、市としてもできる限り支援していきたい」などとあいさつ。
このあと、事務局より市の生産数量目標に対する各水田協議会への配分算定方法などの説明のあと、協議に入りました。
委員からは「東北の中でも、福島県は生産数量が制限されない自主流通米の割合が4割を超える、国に協力している秋田県に割り当てられている生産数量の減少割合が高いのはなぜか」などの意見が出されました。
これに対し事務局からは「秋田県は、20万トンの備蓄米の買取が決められているため」などと回答しました。
協議の結果、生産目標数量の配分は共済単収を用いた配分方針とし、10アールあたりの基準単収を鷹巣地区539キログラム・生産目標数量9622トン、合川地区557キログラム・生産目標数量4459トン、森吉地区533キログラム・生産目標数量2528トン、阿仁地区485キログラム・生産目標数量1029トンとすることが決定されました。
(2011.1.14)