2011年01月19日
コンテンツ番号3738
中心市街地活性化の核となる場所に
北秋中央病院跡地利用検討会が1月19日(水)、中央公民館で行われ、関係団体の代表者らが、跡地利用の方向性について協議しました。
同検討会は、北秋中央病院が北秋田市民病院に移転したことに伴い、空き地となった土地の利用方法について、市、市商工会、市観光協会、鷹巣阿仁青年会議所、鷹巣銀座通商店会、鷹巣駅前通商店振興会、鷹巣中央自治会、鷹巣婦人会、鷹巣消費者の会の代表者が会員となり検討するものです。
開会にあたり、佐藤唯直副市長は「跡地は、鷹巣駅前から商店会を通る北秋田市の顔となる場所。しかし、商店街はシャッター通りと言われひさしい。市も関係団体と協力し、中心市街地活性化を促す様々な対策を講じているが、成果が上がっていない。市としては、跡地を厚生連から買取し、中心市街地の活性化に繋げていきたい。市民意識調査などを通じて、利用方法について意見を伺っているが、それをもとに皆さんの意見を集約し、市としての利活用の方向性を決定したい」などとあいさつ。
事務局からは、跡地の広さは8664平方メートル、大きく3区画に分かれており、病院跡地の高低差が約1メートルある。市民意識調査の集計結果では「フリーマーケット・市日」が39件、「多目的スペース・イベント広場」が38件、「駐車場」が36件、「商業施設」が29件、「高齢者等福祉施設」が21件などとなっている。また、市役所内の市街地活性化研究会や中央病院跡地利用検討会などで検討された意見を報告しました。
意見交換では、会員から「市の中心であり、核となる場所。商店会を引きこんだ形で、一体的にこの空間を利用していくべき、住宅、高齢者等福祉施設、集会交流施設、医療施設、教育施設等を総合的に組み合わせたエリアにしてほしい」、「建物を新たに建設することは反対。短期的に市日やフリーマーケットスペースとして利用し、そのあとに長期的な利用を考えてはどうか」、「人口増が望めない現状では、市内外からの流動人口を増やし、賑わいを取り戻す必要がある。フリーマーケットやイベントを開けるようにしてほしい」、「市の特産品アンテナショップや農産物の産直販売、高校生が帰りに気軽に立ち寄れるスペースなど利用形態を一つに絞らず進めるべき」、「遊園地を建設し、誘客する」などの意見が出されました。
最後に、佐藤副市長は「この検討会で出された意見をまとめたうえで、各団体に持ち帰っていただき再度検討してもらいたい。 次回は、様々な考えや意見があるなかで、最大公約数的な方向性を引き出せるようにしたい」と述べました。
(2011.1.19)