2011年01月21日
コンテンツ番号3736
米内沢高校として最後のカルタ大会
県立米内沢高等学校(佐々木潤子校長:生徒108人)の全校カルタ大会が1月21日(金)、同校の体育館で開かれ、生徒たちが日本の伝統文化を楽しみました。
同校では、生徒の古典学習に対する興味関心が薄い傾向にあることから、「小倉百人一首」を用いたカルタに親しむことで、古典への関心を高めてもらおうと昭和40年に第1回大会を開催し、今年で46回目を数えます。現在、秋田県でカルタ大会実施しているのは同校だで特色ある伝統行事としても有名です。今年4月に同校を含め市内4高校が統合し、秋田北鷹高校が開校するため、同校としては今回が最後となりました。
大会には、同校生徒のほか、今年4月に開校する「秋田北鷹高等学校」の一員となる合川高校から2チームと鷹巣農林高校の2チームが参加しました。また、今年で7回目の参加となる鷹巣カルタ同好会・小倉会(伊藤倫子代表)の会員10人も出場しました。
開会式では、田中浩悦教頭が「今年は米内沢高校として最後の大会になりますが、秋田北鷹高校でも継続して実施することが決まっています。カルタをとおして一般の方々と交流が図れることを生徒・職員一同たいへんうれしく歓迎します。カルタの勝負は、1に知力・暗記力、2に集中力・反射神経、3にチームの団結力で決まります。学校の大会で一番大切なのはチームの団結力。白熱した好ゲームを期待します」などと佐々木校長のメッセージを伝えました。
続いて生徒会長の板垣彩さんが「3年生は最後のカルタ大会、協力して思い出をたくさん作りましょう。1.2年生は統合高でもカルタ大会を盛り上げてくれることを期待したい。一緒に楽しみましょう」と生徒を代表しあいさつしました。
この後、ルール、注意事項の説明があり、それぞれ5人1組(または4人)のチームに分かれ、米内沢高校20チーム、合川高校2チーム、鷹巣農林高校2チーム、小倉会1チームに米内沢高校教員の1チームを加えた全26チームが、「万葉」「古今」の2ブロックに分けたトーナメント方式で試合を開始しjました。
対戦は、5人がそれぞれ対面した2人で20枚の札を取り合い、勝敗を決めます。生徒たちは相手より早く取ろうと耳を澄まし目で札を追う真剣な表情。読み手が上の句(前半5・7・5)を読むと、続く下の句(7・7)の札に素早く反応して札を取り、1枚の札に一喜一憂していました。
(2011.1.21)