2011年01月22日
コンテンツ番号3735
留学生らが北秋田の冬を満喫
秋田の冬の行事体験旅行「森吉山の樹氷」(秋田大学国際交流センター主催)が1月22日(土)に行われ、秋田大学や秋田工業高等専門学校の中国、韓国、ベトナムなどからの外国人留学生ら44名が、マタギの里や森吉山阿仁スキー場の樹氷を訪れ、北秋田市の冬を満喫しました。
この体験旅行は、秋田大学に留学する外国人留学生などが、秋田県内の冬の行事を体験することにより、秋田の風土や伝承文化を理解し、留学生生活の一層の充実を図ることを目的として行われています。大学間の交流事業ということもあり、今回は秋田工業高等専門学校の留学生も参加しました。
今年は秋田大学北秋田分校が開設となったことから、北秋田市が旅行先に選ばれました。映画アイリスの撮影地となった影響もあり、例年より韓国人留学生の参加人数が増えています。
マタギの里では、阿仁幸屋渡の渡部博さん(71歳)からマタギ語りとして、どう猛なツキノワグマとマタギの関わりや、狩りの仕方、マタギの文化について、また自らの若いころのマタギの経験談を聞きました。その中でも、マタギ文化とは「熊は山の神からの授かりもの」「皆が平等に分け合う共生の社会である」という特徴を述べ、留学生らも初めてのマタギ語りに興味を持ちながら聞いていました。
昼食後に、マタギ資料館を見学したあと、阿仁スキー場へ移動しゴンドラに乗って山頂駅舎に到着。樹氷案内人から説明を聞きながら、アイリスの舞台ともなった樹氷群を見学しました。
秋田大学の交換留学生カン・サンキュさん(韓国出身・24歳)は「北秋田は雪深くてびっくりした。でもこの雪景色などの雰囲気がとてもよく、今回の旅行先である北秋田市はアイリスにも出てきた場所だったので楽しみにしていた。樹氷もとても楽しみ」などと北秋田の印象を話していました。
(2011.1.22)