2012年12月23日
コンテンツ番号2512
地域住民待望の公民館が完成
前田公民館の完成を記念し、12月23日(日)に落成祝賀会が同公民館で行われ、前田地区活性化推進協議会会員や市の関係者、工事の施工業者など約100人が参加し、公民館の完成を祝いました。
前田公民館は、平成19年の豪雨災害の翌年から着手された阿仁川災害復旧事業の河川改修により取り壊され、これまで前田地区にある四季美館を公民館の代替施設として利用するなどしてきましたが、住民からの強い要望もあり、平成24年7月から工事を着手し、この度、12月17日に完成しました。
前田公民館は前田小学校の敷地の一部を使用し、敷地面積1,710、床面積382.58の木造平屋建で、大ホールや研修室、会議室兼図書室、書庫、調理器具などの完備された実習室などを備え、ふんだんに木材が使用された構造になっています。
工期は平成24年7月20日から12月14日で工事設計費215万3000円、工事費は6589万3800円で、このうち3170万3000円を前田財産区が負担しています。
祝賀会には、市から津谷市長、工藤副市長、三澤教育長らが出席したほか、市議会議員、秋田県議会議員も出席。はじめに前田地区活性化推進協議会の春日正一会長が「市に対して要望し続けた結果、このように前田公民館が立派に建設された。使用開始となる1月からは、公民館活動を通して、住民の自主性を養う場、交流の場として有意義に利用していきたい」などとあいさつ。
続いて、施工業者への感謝状の贈呈、市教育委員会生涯学習課の木村謙一班長が事業経過報告をした後、来賓の津谷市長、秋田県議会の近藤健一郎議員、同じく北林丈正議員があいさつを述べました。そのうち、津谷市長は「19年の豪雨災害に伴う河川改修により公民館が取り壊され、地区住民の方々にはご不便をお掛けした。この公民館は小学校、保育園に近いことからも、世代を超えた交流の場となることを期待している。公民館としての生涯学習のみならず、多岐に渡って利用されることを願っている」などとあいさつしました。
来賓のあいさつの後には、公民館の完成を記念して前田地区活性化推進協議会から前田公民館に置時計が贈呈され、春日会長から津谷市長に目録が手渡されました。
このあと、前田財産区管理会の柴田幹夫会長の乾杯で祝宴が開かれ、参加者は公民館の完成を喜ぶとともに、この公民館を通して地元住民の交流、伝統芸能の継承など幅広く活動されることを祈念しました。