2012年11月01日
コンテンツ番号2501
ナメコはぬるぬるして冷たい
米内沢小学校(伊藤康栄校長、児童数145人)のナメコの収穫体験授業が11月1日(木)、米内沢字滝ノ沢地内で行われ、5年生29人がナメコの収穫を行いました。
この体験授業は、森吉林業研究会(武石篤正会長、会員20人)が森林や林業の持つ魅力や役割を伝えるため、秋田県の「水と森づくり税」の補助事業を活用し、「森の教室」として行っているものです。これまでに平成23年4月と平成24年5月の2回、米内沢小学校の児童を対象にシイタケとナメコの植菌体験授業を行っています。
今回のナメコを収穫をするほだ木は、平成23年4月に同小の4年生が植菌作業をしたもので、当時4年生で植菌作業をした5年生がなめこの収穫をしました。この日は同研究会の会員7人、米内沢老人クラブの会員などボランテア3人が児童たちの指導にあたりました。
収穫を前に、森吉林業研究会の武石篤正さんが「今日は、昨年の4月26日に皆さんが植菌作業をしたナメコを収穫してもらいます。昨年は雨が非常に多く、今年は雨が少なく猛暑であった関係で芽を出すのが少し遅れていますが、先生たちの言うことを聞いてなめこを収穫してほしい。そして、お家に帰ってナメコを食べて、ますます健康で立派な人間になってほしい」などとあいさつ。
このあと、同研究会の会員が「ナメコのかさを引っ張るのではなく、根元をつまむとうまく取れます」などとナメコの採り方を説明し、児童たちは「ぬるぬるして冷たい」などと声を上げながら、ナメコを素手で一つ一つていねいに採り、ビニール袋に入れて収穫しました。
ナメコの収穫体験をした、奥山ひかるさんは「ナメコを採るのは初めてだったが、楽しかった。たくさん採れたのでよかった」、九島桃依(もえ)さんは「初めてナメコを採ったけど、思ったより簡単に取れた。いっぱい採れたので、帰ったらおばあちゃんにナメコを入れたみそ汁を作ってもらい、食べたい」などと感想を述べていました。