2012年11月06日
コンテンツ番号2459
佐藤昭二郎さんが藍綬褒章を受章
このほど、選挙関係事務功績で藍綬褒章を受章した佐藤昭二郎さん(84歳、米内沢字黒沢)が11月6日(火)、市役所を訪れ、津谷市長に受章を報告しました。
褒章は、自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方を対象とする紅綬褒章、社会奉仕活動に従事し顕著な実績のある個人等を対象とする緑綬褒章、その道一筋に業務に精励し衆民の模範である方を対象とする黄綬褒章、学術、芸術、技術開発等の功労者を対象とする紫綬褒章、教育、医療、社会福祉、産業振興等の分野で公衆の利益を興した者又は保護司、民生・児童委員、調停委員等の事務に尽力した方を対象とする藍綬褒章があります。これらについては、毎年春は4月29日に、秋は11月3日に、春秋叙勲と同日付けで授与されます。
佐藤さんは、昭和63年3月に前田小学校の校長で定年退職し、同年6月に旧森吉町選挙管理委員会からの要請で、同町明るい選挙推進協議会の委員になると同時に会長に就任しました。以来、旧森吉町から平成17年の市町村合併で北秋田市明るい選挙推進協議会となった現在までの24年間、会長職を務めてきました。
得意なスキーの腕前を生かし、旧町時代は委員とともに明るい選挙を呼びかけるゼッケンを着けて森吉スキー場を滑走したり、市日や祭りなどのイベント会場では、投票率の向上を呼びかける啓発チラシやうちわを配る街頭活動など、長きに渡り明るい選挙推進協議会の先頭に立って公平な選挙の推進に尽力してきました。平成19年7月の第21回参議院議員通常選挙では、秋田県の投票率が全国で2番目に高く、明るい選挙推進に功績があったとして同年11月総務大臣表彰を受賞しています。
佐藤さんは「私はただ長く会長をやっただけで、褒章の受章は皆さんのおかげ。選挙は昔と比べ、特に期日前投票が始まってからは投票に行く人が多くなったので、これはいい事だと思っている。しかし、若年層の投票率が低く、いかに関心を高めていくかが課題。また、委員は平均年齢が70歳を超え高齢化しているので、若返りを図っていきたい」などと受章を報告しました。
津谷市長は「受賞おめでとうございます。長年の明るい選挙に対する活動と会長としての功績が評価されたと思います。これをひとつの励みとして、健康に留意され奥さんとともにいつまでも元気でいてもらいたい。そして、このあとも佐藤さんに続く人たちが育っていってほしい」などと受章を称えました。