2012年11月10日
コンテンツ番号2408
地域が期待を寄せる秋田北鷹高校が完成
(2012.11.10)
県立秋田北鷹高等学校(佐藤英樹校長、生徒数764人)の竣工式が11月10日(土)、同校第1アリーナで行われ、生徒や保護者、関係者など約1000人が出席し完成を祝いました。
同校は、秋田県第5次高校整備総合計画(後期計画)のもと、市内の県立高校3校(鷹巣、鷹巣農林、米内沢)と市立高校1校(合川)の4校が統合して平成23年4月に誕生しました。
同校の建設工事は、平成20年度に鷹巣農林高校の敷地内で始まり、同22年度には鉄筋3階建ての校舎や体育館、総合実習棟、相撲場、弓道場、サッカー場が完成。同23年4月に新入生と旧4校の在校生792人を迎え開校し、23年度は旧鷹巣農林高校の校舎解体、今年度は10月までに、野球場、陸上競技場、テニスコート、セミナーハウスなどの建設工事と外構工事が終わり、総事業費49億円の同校が完成しました。
式典では、はじめに国歌斉唱、秋田県民歌斉唱のあと、橋口昌道秋田県副知事が「多数のご来賓の皆様のご臨席を受け、盛大に竣工記念式典を挙行できますことは、誠に喜ばしい限りであり、地元北秋田市をはじめ関係者の長年のご尽力に感謝申し上げます。生徒の皆さんはこの恵まれた学習環境を充分活用することはもちろん、県北一円から多くの若者が集まるこの学舎で多様な個性に触れて視野を広げ、大きな夢を育てそれに向かって前進してください。また、多くの先輩たちが築き上げてきた各校の伝統を引き継ぎながら、チャレンジ精神を発揮し、開拓者として新しい道を切り拓いてください。皆さんのような若者こそが地域のそして秋田県の希望であります。一人一人が将来の地域、社会づくりの主役であることを自覚して勉学や部活に励んでください。そして全国に秋田北鷹の名を轟かせるよう一層の活躍を期待します」などと式辞。
続いて、秋田県議会教育公安委員会の中泉松司委員長、津谷永光北秋田市長が来賓あいさつ。このうち津谷市長は「秋田北鷹高校は普通科と農業科に分かれ、生徒一人一人の将来の目標に沿った学校生活が可能ですが、この度の素晴らしい学校設備が整ったことで、これまで以上に大きな魅力と可能性を持った学校になったことで、生徒の皆さんが学業や部活動により一層に情熱を傾けられるものと信じています。若さと限りない可能性にあふれる皆さんの活躍を、地元北秋田市として大いに期待申し上げ、この秋田北鷹高校が県北地域を代表する核たる高校として、成長されることを切に期待します。本日新たな一歩を踏み出した秋田北鷹高等学校のこれから益々の発展を心から祈念します」などと祝辞。
秋田県教育委員会の米田進教育長のあいさつのあと、佐藤英樹校長が「母体校の輝かしい伝統と良き校訓を受け継ぎ、新たな校訓、自立、創造、共生のもと、ふるさとを支え地域の活性化に貢献する人材の育成に努め、豊かな教育内容のもとに、地域に先進的な情報を発信する役割を担えるよう務めていきます。これまで本校の建築にご尽力いただいたすべての皆様の御厚情にお礼申し上げますとともに、今後とも秋田北鷹をお力添えくださいますようお願いします」などと決意とお礼を述べました。
生徒を代表して、松橋憲吾生徒会長は「真新しい校舎、セミナーハウス、陸上競技場、グラウンド、テニスコート、これだけすばらしい環境を整えていただき、県の方々、そして大震災の大変な時期や夏の猛暑日、真冬の厳しい寒さの時にも長い間工事をしてくださった工事関係者の皆さんに感謝申し上げます。新校舎は4つの学校ここ伊勢堂の森に集結し、すばらしい環境のもとに、更に大きく飛躍できる舞台だと思っています。この充実した環境の中、伸び伸びと私たちの可能性を見つけ高めることにより、私たちの校訓である自立、創造、共生のもと、一人一人が今後更に成長し、発展していきたいと思います。そして秋田北鷹高校で過ごす3年間を誇りに思えるような学校生活を過ごしていきたいと思います。そして、普段からお世話になっている地域の方々に少しでも貢献できるように、ボランティア活動に積極的に参加していきたいと思います。今後も支えてくださる地域とのつながりを大切にし、社会に貢献することをここに誓います」などと誓いの言葉を述べました。
式典の最後は、出席者全員で同校の校歌を斉唱し、待望の完成を祝いました。
式典後、同校吹奏楽部による竣工記念演奏会が行われ、交響曲第8番ト長調作品88より第4楽章や浜辺の歌、アメリカン・シンフォニーなどが演奏され、出席者からは大きな拍手が送られていました。