2012年11月12日
コンテンツ番号2378
文部科学大臣表彰を受賞
(2012.11.12)
平成24年度の生涯スポーツ優良団体で文部科学大臣表彰を受賞した鷹巣スキーレーシングスポーツ少年団の奈良正人団長ら3人が11月12日(月)、市役所を訪れ、津谷市長に受賞を報告しました。
訪れたのは、奈良団長、岩谷忠男事務局長、野呂豊彦指導員の3人。三澤仁教育長も同席しました。
文部科学省では、地域または職場におけるスポーツの健全な普及及び発展に貢献し、地域におけるスポーツの振興に顕著な成果をあげたスポーツ関係者及びスポーツ団体を、「生涯スポーツ功労者」及び「生涯スポーツ優良団体」として表彰しています。今年度は、全国から功労者に160人(秋田県からは4人)、優良団体に123団体(秋田県からは3団体)が選ばれ、10月5日に東京都千代田区霞が関の中央合同庁舎で表彰式が行われました。
同少年団の受賞は、結成から33年の長きに渡り、地域の子どもたちの健全育成と競技スキー選手育成に貢献した功績が評価されたものです。
昭和55年6月に結成された同少年団は、これまで450人以上の卒団員を送り出し、卒団員の多くは小学校に止まらず中学校、高校での大会で好成績を収め、全国にはばたく選手も多数輩出してきました。また、主なトレーニング場所である薬師山スキー場のクリーンアップや、スキー用品チャリティバザーでの収益金を旧鷹巣町の施設に寄付するなどの社会貢献活動にも取り組み、スキーと地域活動を通し子どもたちの協調性や社会性を育んできました。
現在は、小学3年生から6年生までの34人が在籍し、11人の公認指導員を含む13人のスポ少指導員のもと、シーズン、オフシーズン合わせ年間60日以上のトレーニングをこなし、スキー技術の向上と体力増進に励んでいます。また、スポ少指導員は、地域の小学校スキー教室で指導員を務めるほか、各地域のスキー大会に大会役員として運営に協力しています。
奈良団長は「生涯スポーツの関係での受賞ということで、最初は少し違和感があるのかなと思っていました。冷静に考えて見ると、普通のスポーツ少年団活動は小学校を卒業すれば終わりというものが多いのに対し、我々はリーダー会や保護者会、後援会といった組織が機能し、それぞれがタイアップして長きに渡り活動を続けられた。また、今年7月の日独スポーツ少年団同時交流事業でも、卒団員の家族が民泊を引き受けて協力してくれたので、そう考えてみると、生涯スポーツとしての受賞もあるのかなと思いました。受賞は少年団を支えてくれた皆さんのおかげ。子どもたちにいつも言っていることは、チームで恩恵を受けたら私たちではなく次の世代に返してほしいと教えています。この受賞を契機にこれからも更に活動へ力を入れていきたい」などと受賞を報告。
津谷市長は「受賞は、奈良団長をはじめスタッフの皆さん、保護者会や後援会など少年団を支えてくれた方々の長年の活動が評価されたもの。今後も充実した活動と地域の子どもたちの健全育成に努められ、鷹巣スキーレーシングスポーツ少年団が次の世代につながっていくことを期待します。受賞おめでとうございました」などと受賞を称えました。