2012年11月27日
コンテンツ番号2338
12月定例議会の議案などを説明
(2012.11.27)
津谷市長の定例記者会見が11月27日(火)、市役所で開かれ、12月定例議会に提案予定の条例案や補正予算案の概要、大館能代空港運賃助成事業などについて説明しました。
主な会見の要旨は次のとおりです。
市議会12月定例会について
平成24年北秋田市議会12月定例会を12月4日に招集することにしました。今定例会には、12月16日執行の衆議院議員総選挙にかかる一般会計補正予算の専決に伴う承認が1件、小森自治会館の設置に伴う条例の制定などの条例案が10件、予算案が10件、各施設の指定管理者の指定などの単行議案が9件、報告が1件の計31件の提案を行うこととしています。予算案では、既定の一般会計予算に2億59万1千円を追加し、総額を206億9,076万3千円としています。
また、歳出の主なものは、
- 好評により、当初の見込みより申請件数が多くなりました住宅リフォーム緊急支援事業に1,550万円
- 八幡平クマ牧場のヒグマを受け入れるために必要な改修工事の実施設計費用として2,000万円
- 事業の対象を20歳以上から18歳以上の方に拡大したことに伴う障害者支援費給付事業の介護・訓練給付費の増額等として1億639万1千円
などを計上しています。
大館能代空港運賃助成事業について
この事業は、9月議会において議会の承認を頂いたところですが、この12月1日から大館能代空港利用促進事業の一環として、運賃助成事業がスタートします。期間は来年3月31日の搭乗分まで、片道2,500円で往復では5,000円の助成となり、搭乗後30日以内に市役所の本庁舎と各総合窓口センターで申請をしていただくと、その場でキャッシュバックします。一部割引では対象となりませんが、旅割と特割と旅行パックの利用が対象ですので、ぜひともたくさんの方に大館能代空港をご利用していただきたいと思います。その際には、ぜひピンクの搭乗券を忘れずに持ち帰って、申請をしてもらいたいと思います。
その他
第3回ニッポン全国ご当地おやつランキングについて
11月23日から25日にかけて、第3回ニッポン全国ご当地おやつランキングが、東京の池袋サンシャインシティにて開催され、「北あきたバター餅」が秋田県代表としてエントリーされました。これは、各都道府県から出品された47品目を来場者の投票によって順位が決定されるもので、3日間で約15万人の来場の中、全国よりすぐりのおやつが集まる中で見事4位入賞を果たすことができました。また、日本バター餅協会が選抜した4つの事業者で準備した約2千個のバター餅も完売することができ、大いに北あきたバター餅をPRすることができました。さらに、都内の百貨店や都市部の企業からの商談のオファーがいくつかあったことから、今後の展開に大いに期待をしているところであります。今後も4月のTV放送以降続いているこの盛り上がりを一過性にすることがないように、日本バター餅協会と連携しながら、売り込んでいきたいと考えています。
また、同じく昨日に投票結果が発表されました「ゆるキャラグランプリ2012」においては、秋田内陸線の「ないりっくん」が参加865体中74位と大健闘をいたしました。先ほどのおやつランキングでも「バタもっち」が大人気だったようで、この愛らしいゆるキャラにも協力していただきながら、内陸線とバター餅をさらに盛り上げていきたいと考えています。
市有施設へのLED灯の設置について
6月議会で承認していただいていました、今年度分の市有施設へのLED灯の設置が、今月をもって終了しました。今回は、本庁舎や各庁舎をはじめ防災拠点施設や避難所計19施設に44基のLED灯を設置しました。これにより、自然エネルギー活用による経費削減や防犯効果はもとより、災害等の有事における避難施設への誘導灯としての役割が大いに期待されており、市民の安全安心の一役を担ってくれるものと考えています。
主な質疑応答
八幡平クマ牧場のヒグマ受け入れに必要な改修工事の実施設計費用2000万円は、市の持ち出しか。
市で補正予算に計上するが、全額県費で賄うため市の持ち出しは無い。
県との話し合いはどこまで進んでいるのか。
話し合いはまだしていない。知事は北秋田市に迷惑は掛けられないと言っており、また、覚書を結びたいという話も聞いているので、これから詰めた話し合いをすると思う。
県が案を出している施設改修について、話が進んでいるかのような報道が見受けられるがどうなのか。
県が先行しているように見えている。我々はこれまでも話しているように、県との条件が整わないと全頭は引き受けられない。知事の記者会見では北秋田市に運営費などで迷惑は掛けられないと言っているので、それがどういう形になっていくのか、市でも検討していかなくてはならない。
今年度中に動きがあるのか。
知事の記者会見では、12月中に覚書を結びたいという話だった。我々だけで決めるわけにはいかないので、市議会の中でも揉んでもらうようにしたいと思っている。こちらがほしくて引き受けるものではないが、県の苦境に何かお手伝いができるのであればと思ってやってきている。
市から県に要望していることは。
引き受けるにあたって、人間が安全であることをしっかり見てもらいたい。維持管理についても県が全部責任を負ってもらうのが一番いい話だけれども、県費も県民の税金なので、できるだけお金がかからないようにできればと思っている。
県がヒグマ受け入れ用の施設について案を示しているが、どういう感想か。
コストの問題もあるでしょうから、妥当なものだと思っている。